ホテルと言えば、観光や出張などで出かける際に「宿泊」を目的に利用するもの。しかし、ホテルでずっと過ごすこと、つまり「ホテルに滞在すること」自体を旅の目的にしてしまうホテルがある。
ハワイオアフ島・ホノルルにある『ハレクラニ』がまさにそれだ。観光地ハワイにいながらにして、「外には出ずに、ここで日がな一日過ごしたい」そう思わせるハレクラニの魅力とは? 実際に宿泊してその極上のホスピタリティを体験してきた。


ハワイ語で「天国にふさわしい館」という意味を持つ「ハレクラニ」。一歩館内に足を踏み入れるとワイキキの喧騒が嘘のような別世界が広がる。ハレクラニに一度でも滞在したゲストには、チェックイン時、フロントスタッフから「おかえりなさい」「Welcome back」と声がかかる。


チェックインはそれぞれ各客室で行われ、その際にウェルカムフルーツとチョコレートが用意されている。



ホワイトで統一された客室は、決して華美な装飾などはないのだが、これ以上ないほどリラックスできる別格のオーラが漂う。シャワーブースが併設されたしっかり肩まで浸かれる深いバスタブ、ピカピカに磨き上げられた大きな鏡がある洗面化粧台。ベッドやラナイのチェアはもちろんのことソファやデスクの椅子にさえ、一度腰を掛けたらもうそこでずっとまどろんでいたい。昼間、ショッピングやアクティビティをして、ただ眠りに帰るというより、「ホテルの中でずっと過ごしたい」そう思わせる魅力がハレクラニにはすべてそろっている。


さらに特筆すべきはプールだ。長径25×短径14mの楕円形温水プールには、120万枚ものガラスのタイルを一枚ずつ組み合わせ、ハレクラニのシンボルとも言われる大輪のオーキッドが埋め込まれている。
プールサイドにはたくさんのチェアが置かれ、ゲストはみな、それぞれの時間をゆったりとプールサイドで過ごす。毎日数時間おきに、ゲストにアイスやフルーツ、スナックなどのおやつが配られたり、常に清潔なタオルでチェアがセットされたりとプールスタッフのサービスも徹底している。昼間忙しくアクティビティやショッピングに行くよりも、このプールサイドで過ごしていたいと思う人が多いのも頷ける。



また海に行きたければ、プールから直接ルームキーを使って、目の前の小さなビーチに行くことができる。この「グレイズ ビーチ」は、海水に混じって真水が湧き出しており、ハワイで古くから伝わるヒーリングスポットして有名な「カヴェヘヴェヘ(KAWEHEWEHE)」と呼ばれる場所。「カヴェヘヴェヘ」はハワイ語で「除去」を意味する。




さらにゲストの誰もが口をそろえて語るのは、スタッフのホスピタリティの素晴らしさだ。ホテルマンとして最高級のサービスを提供しつつ、けして近寄りがたくない。そこにあるのはアロハスピリットだ。


このほど発表された2018年3月31日まで利用できる『ハレクラニ創業100周年特別パッケージ』は、ハレクラニスイート1ベッドルームタイプ(260平米)またはオーキッドスイート1ベッドルームタイプ(220平米)の滞在で、宿泊料1,000,000円(全てのプランサービス、チップ、ハワイ州税およびホテル利用税込)1泊1室1~2名利用というもの。一見すると高価だが、ハレクラニで体験することのできるあらゆるサービスが含まれている点に注目だ。まずゲストをリムジンにて空港まで出迎え、ホテル到着後は部屋専属の客室係“バトラー”が滞在中をサポート。
アクティビティはホテルコンシェルジュが厳選したマリンスポーツやゴルフ、ハイキングなどを楽しむこともできる。そしてディナーには、一流のホスピタリティを格付けする世界有数のトラベルガイド「フォーブス・トラベルガイド」で、最高の5つ星を受賞したレストラン「ラ メール」でのフランス料理や厳選されたワインやシャンパンを。太陽を浴びた体には、ホテルのスパならではの極上のスペシャルトリートメント。まさに至れり尽くせりのパッケージだ。


一度でもその魅力に触れたら、また訪れずにはいられないハレクラニ。まさに「ハレクラニマジック」だ。
これこそが、同ホテルにリピーターが非常に多いゆえんであろう。最上級のホスピタリティで“極上の非日常”を味わいたい人にうってつけのホテルと言えそうだ。
(TechinsightJapan編集部 村上あい)