お笑いトリオ・パンサーの向井慧は、3月からスタートした朝のラジオ番組『パンサー向井の#ふらっと』(TBSラジオ)をはじめ複数のレギュラー番組を持つことから“ラジオフェアリー”と呼ばれる。『TV Bros. 8月号 ラジオ特集号』では表紙と巻頭特集に登場しており、今度はギャラクシー賞の公式媒体である月刊誌『GALAC(ギャラク)』の表紙を飾るそうだ。
ただ“ラジオフェアリー”としては諸手を挙げて喜ぶわけにはいかなかった。

11月8日放送の『#むかいの喋り方』(CBCラジオ)で『GALAC』の取材を終えたばかりだと明かした向井慧。2023年1月6日発売号の表紙を飾ることになり、同誌が表紙の定番ファッションとする黒いタートルネックの服装で撮影を終えたという。『GALAC』はギャラクシー賞(放送批評懇談会制定)の公式媒体として知られ、これまで小栗旬星野源、お笑い芸人では博多華丸・大吉爆笑問題サンドウィッチマンなどが表紙を飾っている。向井慧の場合はラジオでの活躍が注目されたことから、トリオではなく単独で表紙を飾るそうだ。

ギャラクシー賞は放送批評懇談会会員から選ばれた選奨事業委員会が審査することにより第三者に委託せず賞の独立性にこだわった、番組に贈られる最高の栄誉といわれる。
2020年には、松本人志中居正広がMCを務めた特番『まつもtoなかい~マッチングな夜~』(関西テレビフジテレビ系)がギャラクシー賞・テレビ部門の11月度月間賞に選ばれて話題になった。また2021年度の番組を対象にした『第59回ギャラクシー賞』はラジオ部門で『メッセンジャー黒田のチラシダス』(MBSラジオ)が「選奨」を受賞している。

発売中の『GALAC 2022年12月号』は、声優・俳優として活躍する津田健次郎が表紙を飾った。向井によると「ラジオ部門」を取り上げた記事で『パンサー向井の#ふらっと』について「向井のトークを評価する声が大半だ。全方向に気配りができきて、ソフトな声に温かな人柄…」と褒めちぎられていたという。向井の脳裏を「ギャラクシー賞受賞」が一瞬よぎったことだろう。
ところがそれだけでは済まず「ただ、選奨事業委員からは『毒が足りない』という声もあった」と辛口意見に転じた。さらに「CBCラジオにおける『#むかいの喋り方』を思うと、こちら(#ふらっと)でももう少し個性を出して欲しい」とまで具体的に書かれていたという。


帯番組として人気を博しているはずの『パンサー向井の#ふらっと』を、ローカル番組である『#むかいの喋り方』のようなトークに寄せもっと毒を出せというのだから、向井は納得いかない様子だった。「そうですかぁ~」と苦笑しながらも、気を取り直して「まあ、いろいろありますが。ぜひ1月6日発売の『GALAC』を注目していただきたい」とアピールしていた。

画像2、3枚目は『パンサー 向井慧 2022年10月15日付Instagram「有吉の壁のライブの写真を、」』『TV Bros. 2022年7月5日付Twitter「【#テレビブロス 8月号 #ラジオ 特集号7/15発売(1)】」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)