現地10月21日、「ヨーロピアン・オープン」(ベルギー・アントワープ・ATP250)シングルス2回戦で第2シードのディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン/世界ランク14位)に、4-6、6-7(6)で敗れたアンディ・マレー(イギリス/同172位)が、「正しい判断ができていない」と現状について語った。
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今大会、1回戦ではフランシス・ティアフォー(アメリカ/同48位)と対戦。
試合後の記者会見で「スポーツは結果がすべて。良いプレーをしても負けたら意味がないし、ひどいプレーでも勝たなければならない。この数ヵ月、望んでいたほど勝ててはいない。何度か勝てたけど、思うようにはいっていない」とコメントしたマレー。
続けて現状について「大事な場面でもう少ししっかりとしたプレーをしなければ。そのバランスを取る必要がある。例えば今日はネットに出る回数が多すぎて、うまくいかなかったように思う(25回出て15ポイント)。もちろん、ネットに出たほうがいい試合もある。しかし、同じことを試してもうまくいかない場合は、正しい判断ができていないということ。試合中にすべてのことがうまくいくわけでないが、何が起きているのかを認識するのは重要だ。
2017年後半から股関節のケガに苦しんでいたマレーは、USオープン1回戦でステファノス・チチパス(ギリシャ/同3位)と対戦し、約5時間の熱戦の末に惜敗。「いいレベルの試合ができた。ツアーのベスト選手と高いレベルでプレーできるとわかった。キープするためにも、年末までなるべく多くの試合をこなしたい」と宣言し、現在4大会連続で出場を続けている。そして来週の「エルステバンク・オープン」(10月25日~31日/オーストリア・ウィーン/ATP500)にも出場予定だ。
完全復活が待ち遠しいマレーではあるが、これだけの連戦に耐えられる体になっているということは、見事と言っていいだろう。