10月25日より開催される「エルステバンク・オープン」(オーストリア・ウィーン/ATP500)は、ワイルドカードで出場するアンディ・マレー(イギリス/世界ランク172位)のインタビューを公式サイトで掲載。かつてのレベルではないとしつつも、「毎週良くなっている」とプレーの質は上がっていると語った。
【動画】ティアフォー戦で見せたマレーのスーパーショット!
今シーズン、マレーはツアーレベルで11大会に出場しており、ベスト8が1度と早期敗退が続いている。だが、敗れているのは、ステファノス・チチパス(ギリシャ/同3位)やアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/同4位)、アンドレイ・ルブレフ(ロシア/同6位)といった、現在トップ10に入っている選手ばかり。
これについてマレーは、「もちろん(昔のレベルまで)戻っていないよ。ここ数年はそれほどプレーしていないからね。でも、良くなっている。芝の大会やUSオープンは、良いと言えるものではなかったけど、それからは毎週良くなっている。完璧ではないけど、ほとんどの試合でチャンスはあった。これは芝のシーズンではなかったことだ」と、着実にステップアップできているとした。
先週行われた「ヨーロピアン・オープン」(ベルギー・アントワープ/ATP250)では、フランシス・ティアフォー(アメリカ/同48位)との3時間45分にもおよぶ激闘を制しているように、プレーの質とともにロングマッチを最後まで戦い抜く体力もついてきているマレー。
調子を上げてきている中、今大会を迎えたが、初戦の相手となるのはまたもトップ10プレーヤーのフベルト・フルカチュ(ポーランド/同10位)だ。今シーズン、ATPマスターズ1000シンシナティ大会とATP250メス大会で対戦し、いずれも6(4)-7、3-6のスコアで敗れている。
マレーは、「もっと冷静に、より集中して自分の可能性を広げなければならない。
2014年と2016年に優勝し、いまだ負けなしの相性の良い大会で、トップ10から今シーズン初白星を挙げることができるだろうか。