ズベレフ、デミノーを破ってベスト8「満足している」

10月28日、「エルステバンク・オープン」(オーストリア・ウィーン/ATP500)シングルス2回戦が行われ、第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/世界ランク4位)は、アレックス・デミノー(オーストラリア/同32位)を6-2、3-6、6-2で下し、ベスト8に進出。ツアーでのシングルス勝利数を300勝に乗せた。


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この日の試合、ズベレフは2度のブレークで5-1とデミノーを引き離すと、サービスゲームでもピンチこそあったが、これを守り切って第1セットを6-2で先取。続く第2セットこそチャンスを物にできず落としたが、第3セットでは第2ゲームでデミノーのセカンドサーブを叩いて、ブレークに繋げる。リードを奪ったズベレフは、サービスゲームでデミノーにブレークチャンスを与えず。5-3でデミノーのサービスゲームを再びブレークして、準々決勝進出を決めた。

試合後、「第2セットはチャンスを逃し過ぎた。焦ってしまってアンフォーストエラーが多くなってしまった。デミノーがレベルを上げてきたからね。でも第3セットでは、調子を取り戻して、自分のプレーができたことに満足していると」コメント。

また、プロ転向8年目にして300勝を達成したことについては「僕にとって大きなマイルストーンだよ。もっとも記憶に残っているのは17歳(2014年)の時にハンブルクで対戦した(ロビン・)ハーセとの最初の試合だね。(2016年の)サンクトペテルブルクでスタン(ワウリンカ)に勝った初優勝もそうだと思う」とし、「まだ24歳とキャリアの早い段階でこの記録を達成できたことはすごくうれしい。これからもたくさんのことができるといいね」と喜びを語った。


ATPによると、ズベレフの通算成績は300勝138敗、17度のツアー優勝。勝率68.3%という数字は、ノバク・ジョコビッチ(83.2%)、ラファエル・ナダル(83.1%)、ロジャー・フェデラー(82%)、アンディ・マレー(76.5%)、ファン・マルティン・デルポトロ(71.7%)に次ぐ、現役プレーヤーでは6番目の成績だという。

準々決勝でズベレフは、第6シードのフィリックス・オジェ・アリアシム(カナダ/同12位)と対戦する。
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