「めちゃくちゃ悔しい」結果に
これを糧に頑張ります

皆さん、こんにちは。小田凱人(岐阜インターナショナルテニスクラブ)です。
11月1日からアメリカ・オーランドで開催された「UNIQLO 車いすダブルスマスターズ」に、大会最年少となる15歳5ヵ月24日で出場しました。初の世界マスターズ出場、ダーモット・ベイリー(イギリス)選手とのダブルスでしたが、結果はグループラウンド最下位。めちゃくちゃ悔しいです。

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ですが、色々なことを学んで身につけることができた気がしました。今大会は、アメリカでの開催。僕にとって元々特別な国でいつか行ってみたいと思っていた国でもありました。現地についてからは、アメリカの色んなもののスケールの大きさにすごく刺激を受けました。特に会場のUSTAナショナルキャンパスはかなり大きな施設でコート面数も多数。一般の方も多くいらっしゃっていて、周辺の池にはよくワニが出ると言っていました(笑)

そんな中、試合がスタート。また新しい環境でテニスができることにワクワクしていました。僕のテニスの調子もかなり良く、試合前数日練習日がありそこからダブルスの練習をしたりペアの選手と練習したりしました。外国人選手と組むということで少しコミュニケーションを取るのに苦労はしましたが、試合中は自然と自分から声をかけることができました。
少しでも英語が上達していることを願っています(笑)

ただ、今大会では勝利を得ることができなかったことがとても悔しいです。どれだけ試合以外で良い経験をしても、試合で勝てなければせっかくの良い経験も意味のない物になってしまうように感じています。ペアのせいでと言うのは簡単で、そうなってしまうと強い人と組まないと勝てなくなってしまいます。そうではなくて、今は誰と組んでも勝てるくらいの選手にならなければなりません。そのためにはもっと車いすテニスの奥の深いダブルスを学んでいかないといけないし、知らないといけないと改めて思いました。

自分はもちろんダブルスでも最年少世界一も狙っています。今回は負けから色んなことを学べましたが、最年少で世界一になるにはこれを勝って学べる、感じとれる選手にならないといけません。今年はまだトルコでの2大会が残っています。今回負けてしまった悔しさを糧にトルコの優勝で優勝し、2021年を良い形で終えて今回の負けを「あの時負けて良かった」と思えるようにしたいと思います。

まだまだ自分のテニスは未完成で進化している途中です。ただ正直な所、成長できる所ばかりでまだまだ強くなれます。その過程を皆さんに見ていただきたいです。
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