1年で約100位もランキングを上げたカラツェフ

現地12月15日、ATPは今年の「MIP」にアスラン・カラツェフ(ロシア/世界ランク18位)が選出されたと発表した。「MIP」は、シーズン中にランキングが大幅に上昇し、年間を通じて素晴らしいパフォーマンスを見せた選手を対象に投票で決定するもの。


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シーズン開幕時の112位からカラツェフは、11月にはキャリアハイ15位に。1シーズンで約100位ものランキング上昇を果たしている。

ハイライトは、やはり全豪オープンだろう。昨年まで下部ツアーを回っていたカラツェフは、同予選を突破すると、ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン/同13位)、フェリックス・オジェ・アリアシム(カナダ/同11位)、グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア/同28位)というビッグネームを次々と倒して、グランドスラム本戦初出場にしてベスト4に。3月のATP500ドバイ大会でツアー初優勝、さらに4月のATP250ベオグラード大会、10月のATP250モスクワ大会で準優勝を果たすなど、一躍ツアーのトッププレーヤーに躍り出た。

ATPを通じてカラツェフは、「この賞を受賞できて本当にうれしい。この賞は私にとって大きな意味があるものだし、本当にうれしいよ。ありがとうございました」と喜びのコメントを発表している。
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