相手の揺さぶりにうまく対応してストレート勝利

現地3月23日、「マイアミ・オープン」(アメリカ・マイアミ/WTA1000)女子シングルス1回戦、大坂なおみ(フリー/世界ランク77位)はアストラ・シャルマ(オーストラリア/同96位)と対戦。6-3、6-4のストレート勝利で2回戦進出を決めた。


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全豪オープン後、約2ヵ月ぶりの公式戦となった前週「BNPパリバ・オープン」(アメリカ・インディアンウェルズ/WTA1000)、大坂は1回戦で2017年USオープン覇者のスローン・スティーブンス(アメリカ)を逆転で下したものの、2回戦のベロニカ・クデルメトワとの試合中に、観客から「なおみ、あなたは最低」とヤジを浴び、試合中に涙。動揺を隠しきれず、ストレートで敗れている。

試合は大坂のサービスからスタート。サーブで先手を取り、確実にポイントにしてラブゲームでキープする。すると続く第2ゲーム、30オールからバックハンドのウィナーでブレークポイントを握ると、続くポイントでもバックハンドのダウン・ザ・ラインウィナー。ブレークに成功する。

シャルマは、左右にボールを展開し、バックハンド・スライスでリズムを変えるなど、ミスを引き出そうとする。これに対して、大坂はわずかにミスも出たが、集中力を切らさずにプレー。第3ゲーム、第6ゲーム、第8ゲームとブレークチャンスをものにはできなかったものの、危なげなくキープして、6-3で第1セットを先取する。

セカンドサーブでは大胆に前に出てリターンで攻めていく大坂。第2セット第3ゲーム、粘ってブレークチャンスを迎えると、ラリーからチャンスを掴み、最後はグランドスマッシュを決めて、先にブレークに成功する。

その後も、シャルマにブレークポイントを与えず。
第9ゲームでブレークチャンスをものにできなかったものの、着実にキープしていって6-4。ストレート勝利で2回戦進出を決めた。

続く2回戦、大坂は第13シードのアンゲリーク・ケルバー(ドイツ/同15位)と対戦することがすでに決まっている。過去1勝4敗と負け越している相手ではあるが、2018年以降対戦していない。

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