女王シフォンテク30連勝!!　世界43位に2ゲームしか与えず完勝で3回戦へ [全仏オープン]

第1セット、リスケに何もさせなかったシフォンテク

5月26日、「全仏オープン」女子シングルス2回戦、第1シードのイガ・シフォンテク(ポーランド／世界ランク1位)は、アリソン・リスケ(アメリカ／同43位)と対戦し、試合時間1時間1分、6-0、6-2で勝利して4年連続の3回戦進出。連勝記録を30に伸ばした。

【動画】“サーブ、ストロークで追い込んでスマッシュで仕留める”シフォンテクの圧巻のプレー＆マッチハイライト

試合は、シフォンテクのサービスからスタート。5ポイント中2本のみとファーストサーブの入りが今ひとつだったが、スピンの効いたストロークを左右に操ってウィナー2本、サービスエース1本を決めて、まずキープ。すると、続くリスケのサービスゲームをいきなり破る。リターン、ストロークでプレッシャーをかけていき、わずかでも浅くなればコートの中に踏み込み、早いテンポで強打。リスケに攻撃の隙を与えないシフォンテク。

より良いサーブ、より良いストロークを打っていかないとシフォンテクに攻められてしまう。そんなプレッシャーがリスケを力ませ、ミスも増えていく。シフォンテクはその後も淡々と攻め続け、わずか21分、6-0で第1セットを奪ってしまう。このセットだけでシフォンテクは11本のウィナーをマークしている(アンフォーストエラーは4本)。

第2セットも開始から、シフォンテクが試合を支配。リスケは、体勢を崩しながら返球することを強いられ、第2ゲームでブレークされてしまう。第1セット同様の展開になるかと思われたが、このあたりからシフォンテクにミスが出始める。

シフォンテクサーブの第3ゲーム、2本のミスが出てデュースに。ここは、サービスポイント2本でキープに成功するが、第4ゲームでもミスが出てリスケに初めてキープを献上する。ガッツポーズを見せたリスケに会場のファンから拍手を送られる。これで余裕が出たのか、リスケのプレーもよくなり、第6ゲームでもキープに成功。2ゲームを奪取する。

終盤にミスが出たシフォンテクだったものの、5-2で迎えたリターンゲームをブレーク。第2セットは6-2、シフォンテクが連勝記録を30に伸ばした。

第2セット、シフォンテクは11本のアンフォーストエラーを犯しているが、試合を通じて23本のウィナーをマーク。ストロークで圧倒するプレーで、改めて強さを見せつけた試合となった。

3回戦でシフォンテクは、ダンカ・コビニッチ(モンテネグロ／同95位)と対戦する。

■全仏オープン2022
日程／2022年5月22日(日)～6月5日(日)
開催地／フランス・パリ：ローランギャロス
賞金総額／4,360万ユーロ(約59億円)
男女シングルス優勝賞金／220万ユーロ(約3億円)
サーフェス／クレーコート

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