5月26日、「全仏オープン」女子シングルス2回戦、2018年大会覇者で第19シードのシモーナ・ハレプ(ルーマニア/世界ランク19位)は、ジェン・チンウェン(中国/同74位)と対戦。スタートダッシュを決めて第1セットを先取したハレプだったが、第2セット以降、突如乱調に。
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第1セット第1ゲーム、ハレプは19歳のジェンのサービスをいきなりブレークする。オープンコート、ダウン・ザ・ラインとボールをしっかりコースに配球し、高い軌道のボールも使って揺さぶりをかけていくハレプに対して、リズムに乗れないジェン。第6ゲームでもブレークに成功し、ハレプが6-2でセットを先取する。
第2セットでも先にブレークに成功したのはハレプ。しかし、ここから開き直ったジェンのショットが良くなっていく。スピンの効いたボールでつなぎ、チャンスと見るや強打を放つ。特に回り込みフォアからの逆クロスにハレプは苦しめられる。このセットだけで15本ものアンフォーストエラーを犯したハレプは、2-6でセットを落とす。
勝負の最終セットに向けて、エンジンの回転数を上げていくかと思われたが、ハレプの様子はどうもおかしい。苦しそうにプレーし、プレー間には下を向いて息を整えるような仕草を見せる。
ハレプは第1セット、アンフォーストエラーが4本と安定感あるプレーを見せたが、最終的には29本に。高く跳ねるジェンのショットに苦しんだ。
■全仏オープン2022
日程/2022年5月22日(日)~6月5日(日)
開催地/フランス・パリ:ローランギャロス
賞金総額/4,360万ユーロ(約59億円)
男女シングルス優勝賞金/220万ユーロ(約3億円)
サーフェス/クレーコート
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