19歳ルーネ、チチパスを破り8強! 同い年のアルカラスの活躍を称賛も「自分のペース、やり方で成長していく」[全仏オープン]

19歳のルーネがグランドスラム初勝利からベスト8へ

現地5月30日、「全仏オープン」男子シングルス4回戦が行われ、同大会初出場となった19歳のホルガー・ルーネ(デンマーク／世界ランク40位)が、第4シードのステファノス・チチパス(ギリシャ／同4位)を7-5、3-6、6-3、6-4で下し準々決勝に進出。試合後には、ベスト8に入った同じ19歳のカルロス・アルカラス(スペイン／同6位)について「彼は注目に値する」と語り、「僕は自分のペース、やり方で成長していくよ」とした。

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今大会、ルーネは1回戦で第14シードのデニス・シャポバロフ(カナダ／同15位)をストレートで下すと、その後もヘンリ・ラークソネン(スイス／同96位)、ヒューゴ・ガストン(フランス／同74位)をいずれもストレートセットで勝利。

「集中して自分のテニスをすれば、ほとんどの選手に勝てるという強い信念がある。1試合1試合を大切に戦ってきたんだ」と自信を持って戦ってきた。

そのおかげかこの日も昨年の準優勝者を相手に積極的に攻撃。第2セットこそ堅実なプレーを見せたチチパスに奪われたものの、試合を通して38本のアンフォーストエラーに対し、54本のウィナーを放って勝ちに繋げた。

試合後、「僕にとって大きな勝利であることには間違いないよ。ミュンヘンでは世界3位に勝ち、今回はさらに大きな舞台で世界4位に勝ったんだから」と、前哨戦ATP250ミュンヘンでアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ／同3位)から挙げた白星に続いて、グランドスラムという大舞台でチチパスに勝てたことを素直に喜んだルーネ。

「最初の2セットはとてもタフだったけど、その後はリラックスしてアグレッシブに、チャンスを逃さないようにプレーできた。最後は少しきつかったけど、うまくやれたと思うよ」と強気の姿勢が最高の結果を生んだと語った。

グランドスラム初勝利から一気に準々決勝進出を果たしたルーネ。ベスト8には、同じ19歳のカルロス・アルカラス(スペイン／同6位)も進んでいる。

この活躍に「彼は注目されるに値するよ。ノバク(ジョコビッチ)やラファ(ナダル)、その他大勢の選手たちを負かし、信じられないような活躍をしているんだから。彼は毎試合大きく成長しているね」とアルカラスの戦いぶりを称賛。それでも焦ることなく、「僕はというと自分のペース、やり方でやっていき、成長していくよ。誰にでも自分の旅があり、これが僕の旅だ」と自身の戦いをしていくだけだとした。

グランドスラム初出場となった昨年のUSオープン1回戦ではノバク・ジョコビッチ(同1位)からセットを奪い、“大器”の片鱗を見せたルーネ。勢いに乗る19歳は、準々決勝でキャスパー・ルード(ノルウェー／同8位)を破ることができるだろうか。

■全仏オープン2022
日程／2022年5月22日(日)～6月5日(日)
開催地／フランス・パリ：ローランギャロス
賞金総額／4,360万ユーロ(約59億円)
男女シングルス優勝賞金／220万ユーロ(約3億円)
サーフェス／クレーコート

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