車いすテニス・大谷桃子が逆転勝利、準々決勝で上地結衣との対戦が決定[全仏オープン]
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苦しんだ末に勝利をもぎ取った大谷

5月31日「全仏オープン」車いすテニス女子シングルス1回戦、2020年大会準優勝者の大谷桃子(かんぽ生命保険／世界ランク7位)は、ジュ・ジェンジェン(中国／同9位)と対戦。大谷は、ジュの強気のショットに苦しんだが、3-6、7-6(6)、6-1で逆転勝利を果たした。


【表】「全仏オープン」車いすテニス女子シングルス勝ち上がり表

試合は大谷のサービスゲームからスタート。リターンからドロップショットを放つなど、ジュは前後に揺さぶりをかけてきてロングゲームとなるが、ここは14ポイントの末にキープする。続く第2ゲームでブレークして2-0。良いスタートを切ったかに思えた大谷だったが、ファーストサーブの確率が上がらず。思い切りの良いリターンを放ってくる左利きのジェのショットに苦しんで、第3、第5ゲームとブレークされて1ブレークダウンとなる。第6ゲームでブレークバックした大谷だったが、その後サービスキープできず。3-6でセット先取される。

第2セット、前に出てテンポ良くショットを放っていく大谷は、1-1から連続ブレークを奪って4-1とする。第6ゲーム、ジュに粘られるがキープに成功。ゲームカウント5-2、良い流れでサービング・フォー・ザ・セットを迎えた。だが、強打を続けるジュに土壇場でブレークされると、ここから4ゲーム連続で奪われて5-6に。第12ゲームは、ショットがコースにしっかり決まってキープに成功。
タイブレークに持ち込むと、先にミニブレークを奪った大谷が7-6(6)で第2セットを奪い返す。

第2セットを競り勝った大谷。最終セットでショットの精度がアップ。1ブレークずつ奪い合うと、第4ゲームから4ゲーム連取。6-1で逆転勝ちを収めた。

続く準々決勝、大谷は第2シードの上地結衣(三井住友銀行／同2位)と戦うことが決まっている。

■全仏オープン2022
日程／2022年5月22日(日)～6月5日(日)
開催地／フランス・パリ：ローランギャロス
賞金総額／4,360万ユーロ(約59億円)
男女シングルス優勝賞金／220万ユーロ(約3億円)
サーフェス／クレーコート

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