6月4日、「全仏オープン」男子シングルス準決勝の第2セットに右足首を痛めて途中棄権した第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/世界ランク3位)が、インスタグラムのストーリーズにメッセージ動画を投稿。その中で「とても深刻なケガをしているようだ」と語った。
【動画】“4分44秒に転倒シーンも”ズベレフ対ナダル全仏オープン準決勝マッチハイライト
第1セットを6(8)-7で第5シードのラファエル・ナダル(スペイン/同5位)に奪われて、迎えた第2セットは、互いに4ゲームずつブレークする難しい展開に。そしてズベレフの6-5で迎えたナダルのサービスゲーム、40-30として迎えたポイントの悲劇が起こる。ポイントの9球目、ナダルのフォアハンド・ダウン・ザ・ラインに対して、右サイドに走って右足をコートに着けようとしたところつま先が引っかかって激しく右足首を捻って、転倒してしまう。右足首を押さえて、声をあげてのたうち回るズベレフ。心配したナダルが駆け寄る中、車いすに乗せられてコート外に出ていったが、プレー続行は不可能となり、無念の途中棄権となった。
落ちついた表情のズベレフは動画の中で「今日のコートでの出来事は、とても難しい瞬間だった。素晴らしい試合をしていたのに。とても深刻なケガをしているようだ。医師の検査はまだ終わっていないけどね」とケガの状態が思わしくないものだと語ったうえで、「ラファを祝福したい。信じられないような成果だ。14回目の決勝進出、それは信じられないようなことだし、さらなる歴史を作ってくれることを期待している」と伝えた。
もしも、決勝進出をしていたら、キャリアハイとなる世界ランク2位に、仮に優勝したら世界ランク1位になるはずだったズベレフ。
■全仏オープン2022
日程/2022年5月22日(日)~6月5日(日)
開催地/フランス・パリ:ローランギャロス
賞金総額/4,360万ユーロ(約59億円)
男女シングルス優勝賞金/220万ユーロ(約3億円)
サーフェス/クレーコート
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