現地8月29日、今年最後のグランドスラムとなるUSオープンの大会初日を迎え、男子シングルス1回戦で西岡良仁(ミキハウス/世界ランク55位)が登場。アレハンドロ・ダビドビッチ・フォキナ(スペイン/同39位)と対戦し、3-6、5-7、3-6のストレートで敗れ、初戦敗退となった。
【動画】西岡良仁、ダビドビッチ・フォキナに敗れ初戦敗退 マッチハイライト
5年連続8度目のUSオープン本戦出場となる西岡は、今シーズン、全豪オープン後のチャレンジャー大会で優勝を果たすと、2月のATP500アカプルコ大会でベスト8入り。ATPマスターズ1000マイアミ大会でも3回戦に進出し、ハードコートでの勝利を重ねた。
クレーコート、芝シーズンでは満足のいく結果を出すことができなかったが、再びハードコートでの戦いに戻ると、8月のATP500ワシントン大会で約2年半ぶりのツアー決勝進出。優勝こそならなかったが、「今はとても自信があるし、ランキングも上がっているのでUSオープンでも自信を持ってプレーできる」と語っていた。
試合は、第1セット序盤で互いにブレークし、粘り強いプレーを見せながらもミスも多く、一進一退の戦いが続く。セット終盤の第8ゲームでピンチを迎えた西岡は、ブレークポイントでも攻めたが、ボレーがネットを越えず。リードを許すと、そのまま3-6でセットを落とす。
西岡は、ペースを落としたラリーに持ち込みたいところだったが、第2セットに入って勢いが出てきたダビドビッチ・フォキナに強烈なバックハンドを放たれ、第1、第3ゲームをブレークされてしまう。ここから西岡の持ち味である粘り強さを見せて2ブレーク差を追いつく。その後はピンチをしのいでいたが、5-5の第11ゲームでこのセット4度目となるブレークを許し、5-7と2セットダウンに。西岡はラケットを叩き折り、イライラを爆発させた。
トイレットブレークで一息入れ、冷静さを取り戻したい西岡。
試合後には、自身のサーブがうまくいかなかったことに加え、ストロークの面でも優位に進めなかったとコメント。「いつも相手の弱点を突いて試合中には混乱させるようにするが、彼はとても堅実なプレーをしていた。最後までどうすればストロークでポイントを取れるかわからなかった」とした。
勝利したダビドビッチ・フォキナは、2回戦でマートン・フチョビッチ(ハンガリー/同98位)と対戦する。
■USオープン2022
・大会日程/2022年8月29日(月)~9月11日(日)
・開催地/USTAビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニス・センター(時差13時間)
・賞金総額/6,010万ドル(81億7,390万円)
・男女シングルス優勝賞金/260万ドル(3億5,360万円)
・サーフェス/ハードコート(レイコールド)
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