女王シフォンテクが快勝で2回戦へ。世界56位に対して終始攻めを貫く「パフォーマンスに満足している」[USオープン]

シフォンテクが快勝で初戦突破を果たす

現地8月30日、USオープン女子シングルス1回戦、第1シードで世界ランク1位のイガ・シフォンテク(ポーランド)がジャズミン・パオリーニ(イタリア／同56位)と対戦。パオリーニ以上の攻撃的なショットで相手の長所を封じていったシフォンテクが6-3、6-0で勝利。試合後には「パフォーマンスに満足している」と上々のスタートを切れたと語っている。

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全仏オープンで2度目のグランドスラム優勝を果たしたあと、ウィンブルドンでは3回戦でアリーゼ・コルネ(フランス)に敗戦。連勝記録が37で止まったシフォンテクは、その後ベスト8が1度に、ベスト16が2度とそれまでの圧倒的強さを考えるとやや低調な状態で今大会を迎えた。1回戦の相手となったパオリーニとは、2018年に1度対戦しストレートで勝利している。

オープニングゲームではフォアハンドのミスが目立ったシフォンテクだが、第2ゲームをラブゲームでキープすると、ストロークの精度がアップ。オープンコートに鋭いショットを配球して、パオリーニのリズムを崩すと、第3ゲームをラブゲームでブレーク。

その後も厳しいボールを放っていくシフォンテクは、第5ゲームでもサービスを破る。一気にセットを奪うかと思われたが、サービスゲームでは攻めのショットでミスが続き、第6、第8ゲームと連続ブレークを許してしまう。それでも攻めを貫くシフォンテクは第7、第9ゲームとリターンゲームではパオリーニを押し込んでブレークし、6-3で第1セットを先取する。

第2セット、なんとか良い形を作りたいパオリーニは、コートの中に入ってフォアハンドの強打。良いポイントもあるが、その多くをシフォンテクは壁のように返していく。このセット、シフォンテクはパオリーニのサービスゲーム3つをブレーク。6-0で勝負を決めて4年連続4度目となる2回戦進出を決めた。

快勝のシフォンテクは記者会見で「パフォーマンスに満足している。前哨戦よりもリズムが良い気がするのは素晴らしいこと。試合開始直後はとても良いプレーができたんだけど、そのあともう一段上のレベルに持っていく必要があった。第2セットはそれができたので、自分を誇りに思う」と上々のスタートを切れたと明かしている。前哨戦で女子のボールについて語っていたシフォンテクだが、初戦についてはその影響もなかったようだ。続く2回戦では、ヒリート・ミネン(ベルギー／同110位) と2017年の覇者、スローン・スティーブンス(アメリカ／同51位)の勝者と対戦する。

■USオープン2022
・大会日程／2022年8月29日(月)～9月11日(日)
・開催地／USTAビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニス・センター(時差13時間)
・賞金総額／6,010万ドル(81億7,390万円)
・男女シングルス優勝賞金／260万ドル(3億5,360万円)
・サーフェス／ハードコート(レイコールド)

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