ティアフォーの快進撃止まらず! ルブレフを破り自身初のグランドスラム準決勝進出[USオープン]

ティアフォー、ルブレフをストレートで下しグランドスラム初の4強

現地9月7日、USオープン男子シングルス準々決勝が行われ、第9シードのアンドレイ・ルブレフ(世界ランク11位)と第22シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ／同26位)が対戦。7-6(3)、7-6(0)、6-4のストレートでティアフォーがルブレフを下し、グランドスラム初のベスト4進出を果たした。

【動画】ナダルを破ったティアフォー、ルブレフを破り自身初のグランドスラム4強! マッチハイライト

今大会、7年連続7度目の出場となったルブレフは、3回戦で第19シードのデニス・シャポバロフ(カナダ／同21位)との4時間を超える熱戦を制すと、4回戦は第7シードのキャメロン・ノリー(イギリス／同9位)をストレートで下して、大会3度目の準々決勝進出。

一方、8年連続での出場となったティアフォーは、4回戦で第2シードのラファエル・ナダル(スペイン／同3位)を下すなど、地元アメリカ勢らしく観客の大声援を受けて快進撃を続け、2019年全豪オープン以来となるグランドスラム8強入りを果たしている。

互いに勝てばグランドスラムで初めての準決勝進出となるこの日の試合は、開始から拮抗。ルブレフは、サービスゲームでポイント先行されながらも、自慢の強打で打開する。ティアフォーもまた、序盤はファーストサーブの確率が低かったものの、ストローク、ネットプレーとルブレフに的を絞らせず順調にサービスキープ。互いに一歩も譲らず突入したタイブレークでは、先にリードを奪ったティアフォーが7-3で奪いきり、第1セットを先取する。

第2セットも互いに危なげなくサービスゲームをキープし、再びタイブレークに突入。ティアフォーが、ルブレフの最初のサーブを2本破ってリードを奪うと、さらに強気な攻めを見せて一気に7連続ポイントで2セットを連取。

地元アメリカの声援を受けて勢いに乗ったティアフォーは、第3セット第7ゲームでブレークに成功。これがこの試合唯一のブレークとなり、ティアフォーがストレート勝利を収めて、自身初のグランドスラム準決勝進出を果たした。

オンコートインタビューでは、「クレイジーだ。24時間前に人生最大の勝利を収めたのに、また大きな勝利を手に入れた」と喜びを語ったティアフォー。USオープンでアメリカ人男子が準決勝に進むのは、アンディ・ロディックが準優勝した2006年以来のことである。

準決勝では、第3シードのカルロス・アルカラス(スペイン／同4位)と第11シードのヤニック・シナー(イタリア／同13位)の勝者と対戦する。

■USオープン2022
・大会日程／2022年8月29日(月)～9月11日(日)
・開催地／USTAビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニス・センター(時差13時間)
・賞金総額／6,010万ドル(81億7,390万円)
・男女シングルス優勝賞金／260万ドル(3億5,360万円)
・サーフェス／ハードコート(レイコールド)
・使用球／[男子]ウイルソン「USオープン・エキストラ・デューティ」、[女子]ウイルソン「USオープン・レギュラー・デューティ」

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