錦織圭、質の高いプレーでハチャノフと互角の勝負も順延に
男子ツアー「ジュネーブ・オープン」(スイス・ジュネーブ/ATP250)シングルス2回戦が現地5月20日に行われ、錦織圭(ユニクロ/世界ランク62位)は第4シードのカレン・ハチャノフ(同24位)と対戦。5-7,5-2の第2セット途中で順延となった。
【動画】錦織圭の「ジュネーブ・オープン」1回戦ハイライト
35歳の錦織は、4月初旬のクレーコート・シーズン初戦「米男子クレーコート選手権」(アメリカ・ヒューストン/ATP250)2回戦で背中を負傷し第1セット終了後に棄権。「ムチュア・マドリード・オープン」(スペイン・マドリード/ATPマスターズ1000)は2回戦敗退となった。
その後、再び予定していた大会をスキップし、25日に開幕する「全仏オープン」前週の今大会に8年ぶり2度目の出場。約3週間ぶりの実戦となった初戦では、アメリカ期待の19歳、ラーナー・ティエン(アメリカ/同67位)に4-6,6-4,6-4と逆転勝ちで2回戦に進んだ。
2回戦では過去5勝2敗としているハチャノフと対戦。直近では今季開幕戦となったATP250香港2回戦で対戦し、4-6,6-3,7-5で錦織が勝利している。
第1セット、拮抗したラリー戦の中で互いにミスが出たものの、勝負所で正確なショットを放った錦織が第1ゲームでブレークに成功。直後の第2ゲームのピンチもしのいで2-0とする。ここで降雨により約1時間半の中断。再開後、テンポの速いストロークで攻める錦織だったが、調子を上げたハチャノフに2ブレークを許して5-7でセットを落とした。
第2セットでも錦織が好リターンを見せて第1ゲームをブレークして先行。ラリー戦で主導権を握る中、ハチャノフの強烈なサーブをなかなか崩せなかったが、第7ゲームで2度目のブレークに成功して5-2とした。
この試合の勝者は、準々決勝でヌーノ・ボルジェス(ポルトガル/同41位)と予選から勝ち上がってきたセバスチャン・オフナー(オーストリア/同128位)の勝者と対戦する。
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