日比野菜緒、2019年全米女王を破って本戦入りに王手
グランドスラム「全仏オープン」(フランス・パリ)女子シングルス予選2回戦が現地5月21日に行われ、日比野菜緒(ブラス/世界ランク200位)が予選決勝に進んだ。【画像】日本女子8名が出場「全仏オープン」女子シングルス予選組み合わせ
5日間にわたって行われ、3試合を勝ち抜いた選手が本戦への切符を手に入れることができる全仏オープン予選。
同大会7度目の本戦入りを目指す日比野は、2019年全米オープン女王である予選第17シードのビアンカ・アンドレスク(カナダ/同102位)と対戦。
日比野は第1セットで計3度のブレークを許して2-6でセットを失い、第2セットもアンドレスクのパワフルなストロークに押されて3-5とされた。しかし、第9ゲームでのマッチポイントをしのぐと、4-5の第10ゲームを土壇場でブレークし、そのままタイブレークも奪取。疲れが出る最終セットでも動きが良く、ミスの少ない日比野が1ブレークを守り切って、2-6,7-6(5),6-4と2時間31分の激闘の末に逆転勝ちした。
本戦入りをかけた予選決勝では、予選第12シードのエラ・ザイデル(ドイツ/同114位)と対戦する。
また、予選第31シードの柴原瑛菜(橋本総業ホールディングス/同123位)は、19歳のサラ・ベイレク(チェコ/同193位)と対戦。第1セットを5-7でセットを失った柴原は、第2セットを6-2で奪い返すと、最終セットも先にリードする展開を作る。しかし、ベイレクもスピンを利かせて弾道を上げたフォアハンドでしぶとくラリーに持ち込んでミスを誘発。柴原は計3本のマッチポイントを活かしきれず、3時間5分の死闘の末に10ポイントマッチタイブレークで敗れた。
なお、この日予定されていた本玉真唯(安藤証券/同201位)と予選第22シードのフランチェスカ・ジョーンズ(イギリス/同113位)の試合は雨天順延となっている。
<5月21日の日本人女子試合結果>
○日比野菜緒(ブラス/同200位) 2-6 7-6(5) 6-4 ●ビアンカ・アンドレスク(カナダ/同102位)[17]
●柴原瑛菜(橋本総業ホールディングス/同123位)[31] 5-7 6-2 6-7[10-12] ○サラ・ベイレク(チェコ/同193位)
<5月22日の日本人女子試合予定>(日本時間17時に第1試合開始)
【予選決勝】
・コート10第3試合
日比野菜緒(ブラス/同200位) vs. エラ・ザイデル(ドイツ/同114位)[12]
【予選2回戦】
・コート11第2試合
本玉真唯(安藤証券/同201位) vs. フランチェスカ・ジョーンズ(イギリス/同113位)[22]