大坂なおみ 世界3位ガウフを破って全米オープン8強
「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク)女子シングルス4回戦が現地9月1日に行われ、第23シードの大坂なおみ(フリー/世界ランク24位)は、第3シードのココ・ガウフ(アメリカ/同3位)を6-3,6-2で破り、4年7か月ぶりにグランドスラム8強入りを果たした。
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27歳の大坂は、今大会前哨戦の「ナショナル・バンク・オープン」(カナダ・モントリオール/WTA1000)で4年半ぶりのタイトルこそ逃したものの、3人のトップ20を破って準優勝。
弾みをつけて2018、2020年に優勝している「全米オープン」を迎え、1回戦でヒリート・ミネン(ベルギー/同106位)を6-3,6-4で下すと、2回戦ではヘイリー・バプティスト(アメリカ/同47位)を6-3,6-1で、3回戦では第15シードのダリア・カサトキナ(同18位)を6-0,4-6,6-3で破り、5年ぶりにベスト16入りした。
4回戦では、2年前には全米女王となり、今年は全仏を制しているガウフと対戦。直接対決では大坂の2勝3敗となっており、直近では昨年10月の「チャイナ・オープン」(中国・北京/WTA1000)4回戦で対戦し、第2セット終了後に大坂が腰を負傷し途中棄権している。
試合は、ストローク戦で先にガウフのミスが出て、大坂がブレークしてスタート。フットワーク良く、力のあるショットで押し込んでいく大坂は、フォアハンドの精度に苦しむガウフを尻目に、危なげなくサービスキープしていく。第9ゲームで2度目のブレークに成功し、6-3でセットを奪った。
第2セットはガウフも徐々に持ち直して、互いに譲らずサービスキープ。試合が動いたのは3-2の第6ゲーム、ガウフにダブルフォールトやストロークでのミスが続いて大坂にチャンスが訪れると、ラリー戦でガウフのミスを誘ってブレークに成功する。これで再びリズムを失ったガウフはミスを連発。第8ゲームもブレークして6-2と快勝でベスト8入りを果たした。
グランドスラム4勝目を挙げた2021年の全豪オープン以来、4年半ぶりにグランドスラム8強入りを果たした大坂は、準々決勝で第11シードのカロリーナ・ムホバ(チェコ/同13位)と対戦。