アルカラス 世界21位レヘチカに快勝し全米オープン4強


「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク)男子シングルス準々決勝が現地9月2日に行われ、第2シードのカルロス・アルカラス(スペイン/世界ランク2位)が、第20シードのイジー・レヘチカ(チェコ/同21位)を6-4,6-2,6-4で下して、同大会2年ぶり3度目の4強入りを果たした。

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22歳のアルカラスは、今季「全仏オープン」など6つのタイトルを獲得。
クレーコート・シーズン以降、7大会連続で決勝に進出している。

2022年に優勝している「全米オープン」には、5年連続の出場。今大会1回戦で地元アメリカのライリー・オペルカ(アメリカ/同67位)を6-4,7-5,6-4で下すと、2回戦ではマッティア・ベルッチ(イタリア/同65位)を6-1,6-0,6-3で圧倒。

3回戦でも、今季3つのタイトルを獲得している第32シードのルチアーノ・ダルデリ(イタリア/同34位)を6-2,6-4,6-0で破り、4回戦ではアーサー・リンデルクネシュ(フランス/同82位)を7-6(3),6-3,6-4と、セットを落とすことなくベスト8入りを決めた。

準々決勝では、直接対決で2勝1敗としているレヘチカと対戦。今年あった2度の対戦は、いずれもフルセットの接戦となっており、2月のATP500ドーハ準々決勝では3-6,6-3,4-6で敗れているものの、6月のATP500ロンドン決勝では7-5,6-7(5),6-2で勝利している。

そんな相手との試合で、アルカラスは試合序盤から相手のダブルフォールトで手にしたチャンスを逃さずにブレークでスタート。レヘチカも持ち直してサービスキープを続けたが、アルカラスも抜群の安定感を披露して、チャンスを与えない。

危なげなく6-4で第1セットを奪うと、第2セットも第1ゲームでのリードして試合を優位に進める。レヘチカの鋭いショットもことごとく返球して、自らのペースに引き込んでチャンスボールをアタック。6-2でセットを連取し、第3セットも終盤にリードを奪って6-4と、ブレークポイントを握らせることなくストレートで破って4強入りした。

準決勝では、第4シードのテイラー・フリッツ(アメリカ/同4位)と第7シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア/同7位)の勝者と対戦する。
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