アニシモワ 世界2位シフィオンテクをストレートで撃破


「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク)女子シングルス準々決勝が現地9月3日に行われ、第8シードのアマンダ・アニシモワ(アメリカ/世界ランク9位)が、第2シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド/同2位)を6-4,6-3で破り、同大会では初めての4強入りを果たした。

【動画】アニシモワ 激しいラリー戦を制したバックハンド・ウィナー&マッチハイライト

24歳のアニシモワは、2019年の全仏オープンで4強入りし、2022年のウィンブルドンでは8強入りしている。


一時は燃え尽き症候群でツアーを離れたが、昨年コートにカムバック。今年2月のWTA1000ドーハで約3年ぶりにタイトルを獲得し、7月のウィンブルドンで初めてグランドスラムの決勝に進出した。だが、この日の相手となったシフィオンテクに、0-6,0-6と1ゲームも奪えず敗退。「立ち直るのは大変だった」と振り返った。

地元アメリカのファンを背に戦う今大会は、2年連続6度目の出場。1回戦でキンバリー・ビレル(オーストラリア/同83位)を6-3,6-2、2回戦でマヤ・ジョイント(オーストラリア/同43位)を7-6(2),6-2、3回戦でジャケリン・クリスチャン(ルーマニア/同50位)を6-4,4-6,6-2、4回戦で第18シードのベアトリス・ハダッド・マイア(ブラジル/同22位)を6-0,6-3で下して、8強入りを果たしている。

ウィンブルドンのリベンジマッチとなったこの日の試合、第1ゲームでブレークを許してしまい嫌な雰囲気が漂う。だが、直後にはラケットを振り切り、強烈なフォアハンドで攻めてすぐさまブレークバックする。

その後も堅い守備からチャンスを逃さずに狭いコースへ狙っていくシフィオンテクに対して、パワーで押し込むアニシモワ。一進一退の攻防が続いたが、終盤の第10ゲームでアニシモワが深いリターンを放って主導権を奪って、2度目のブレークに成功し6-4でセットを取り切った。

トイレットブレークを入れて一息入れたシフィオンテクは、第2セットの立ち上がりでアニシモワのセカンドサーブを叩いてブレーク。早々にリードを奪う。
しかし、これにも動じることのなかったアニシモワ。変わらず力のあるショットで攻め続け、2度のブレークに成功し6-3と見事なストレート勝ちを収めて、同大会では初めての4強入りを果たした。

準決勝では、第11シードのカロリーナ・ムホバ(チェコ/同13位)と第23シードの大坂なおみ(フリー/同24位)の勝者と対戦する。
編集部おすすめ