坂本怜 予選決勝で世界93位にストレートで敗れる
9月23日、「木下グループジャパンオープン」(東京・有明コロシアム/ATP500)シングルス予選決勝が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場の坂本怜(IMG/世界ランク189位)は、アレクサンダー・ブキッチ(オーストラリア/同93位)に4-6,6-7(5)のストレートで敗れた。【画像】「木下グループジャパンオープン」シングルス本戦組み合わせ
19歳の坂本は、今季ツアー下部のチャレンジャー大会を中心に転戦し、7月にアメリカ・ケーリーで行われた大会でチャレンジャー2勝目を挙げている。
自己最高となる世界189位に上昇させて、2度目の予選出場となった今大会。予選1回戦では、アダム・ウォルトン(オーストラリア/同76位)を6-2,6-4で破り、本戦入りに王手をかけた。
この日は、世界93位ブキッチとの予選決勝。第1セット、坂本は210キロ台のサーブを活かしてブレークを許さない。ストローク戦でしつこさもあるブキッチを左右に揺さぶって主導権を握ろうとする。
しかし、ブキッチの守備も堅く、互いにサービスキープが続いた4-4の30-30でダブルフォールト。初めてピンチを迎え、2度のブレークポイントをしのいだが、3本目でバックハンドのアプローチショットがアウトに。ブレークを許した坂本は、そのまま4-6でセットを失った。
続く第2セット、挽回したい坂本は積極的な姿勢で打開を図る。だが、ブキッチが要所で精度の高いサーブ、粘り強いストロークを放って攻略することができない。4-3での2度のブレークポイントを逃すと、タイブレークの末に敗戦。自力での本戦入りをかなえることはできなかった。