アルカラス 左足首負傷も世界41位を破り日本デビュー戦を白星で飾る


男子ツアー「木下グループジャパンオープン」(東京・有明コロシアム/ATP500)シングルス1回戦が9月25日に行われ、第1シードのカルロス・アルカラス(スペイン/世界ランク1位)は、左足首を負傷するアクシデントがありながらも、セバスチャン・バエズ(アルゼンチン/同41位)を6-4,6-2で下して2回戦に進出を果たした。

【動画】世界1位アルカラス アクシデントを乗り越えて東京デビュー戦で勝利!マッチハイライト

今年の全仏オープンと全米オープンを制して、世界ランク1位に復帰した22歳のアルカラス。
先週、「レーバーカップ」(アメリカ・サンフランシスコ)でプレーし、23日に初来日。「ここに来ることができてとてもうれしい。今、とてもいい状態でテニスができているので、それを大会でも披露できたらいい」と話し、「トロフィーを手にしたい。レジェンドの隣に自分の名を刻みたい」と意気込んだ。

日本での初めての試合、開始早々にバエズからブレークし好スタートを切ったアルカラスだが、第4ゲームでブレークバックされると、直後の第5ゲームではドロップショットを追いかける際に、左足首を負傷するアクシデント。足を引きずりその場に座り込んだ。会場は騒然。立ち上がることができず、対戦相手のバエズも心配そうに駆け寄った。

その場でトレーナーを呼んでベンチに戻り、メディカル・タイムアウトを取って治療。テーピングを巻いてコートへ戻った。

再開直後は、感触を探るようにプレーしていたアルカラスだが、徐々に動きも良くなり、ショットにも力が入る。4-4でバエズのサービスゲームを破り、雨天中断を挟んで6-4でセットを奪うと、第2セットも2度のブレークに成功。
たびたび観客からどよめきが起きるほどのパワフルなショットや柔らかなタッチのドロップショット、ボレーを見せつけ、6-2とストレート勝利で2回戦進出を決めた。

2回戦では、ジズー・ベルグス(ベルギー/同45位)と対戦する。
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