シフィオンテクが悲願の全豪初制覇へ シドニーでの課題を糧に、メンタル面での再加速を誓う


1月18日に開幕する「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)に、女子シングルス第2シードとして出場するイガ・シフィオンテク(ポーランド)が大会前記者会見に出席した。昨年のウィンブルドン制覇により、生涯グランドスラムに残されたタイトルは全豪オープンのみ。
今季最初のビッグタイトルを前に、シフィオンテクは精神面での成熟と集中力を強調した。

【画像】「全豪オープン」男女シングルス組み合わせ

シフィオンテクにとって、全豪オープンは8年連続8度目の出場となる。グランドスラムで唯一決勝進出を果たせていないこの大会では、2022年と2025年のベスト4進出が最高成績。これまで幾度となく跳ね返されてきた全豪の舞台で、悲願達成に挑む。

今季は男女混合国別対抗戦「ユナイテッド・カップ」でシーズンをスタート。序盤は安定した戦いを見せたものの、シドニーで行われたアメリカ戦ではココ・ガウフ(同3位)、スイス戦ではベリンダ・ベンチッチ(同10位)に敗れ、完璧なスタートとはならなかった。会見では「シドニーでの試合は決してスムーズではなかったし、最高のプレーができたとは言えない。まだ修正すべき点がある」と、現状を冷静に分析した。

今大会に向けた調整について問われると、シフィオンテクは技術面以上に「メンタリティ」を重視していることを明かす。「コート上でミスやうまくいかないことを気にしすぎず、一打一打にエネルギーを注いでプレーを楽しめるかどうか。それが一番大事」。精神的な強度こそが、結果を左右すると語った。


また、対戦相手への向き合い方にも独自の哲学がある。「ドロー(組み合わせ表)は見ていない」と断言し、「試合が終わるたびに次の相手を知る、その“サプライズ”を楽しみたい。情報は与えないでほしい」と笑顔で語り、外部情報を遮断して自分のテニスに集中する姿勢を強調した。

「全力を尽くして前進するだけ」。シドニーでの悔しさを燃料に、ポーランドの至宝は、全豪オープンで新たな歴史を刻む準備を整えている。
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