オジェ・アリアシム、突如襲った「足の痙攣」に困惑


1月19日、シーズン最初のグランドスラム「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)の大会2日目。男子シングルス1回戦に第7シードのフィリックス・オジェ・アリアシム(カナダ/世界ランク8位)が登場したが、ヌーノ・ボルジェス(ポルトガル/同46位)を相手に6-3,4-6,4-6と逆転を許し、第4セット開始直後に途中棄権した。


【動画】オジェ・アリアシム 全豪オープンで6年ぶりの初戦敗退 1回戦ハイライト

今大会で7年連続出場となるオジェ・アリアシムにとって、初戦敗退は初出場だった2020年大会以来のこととなった。

昨季は1月に約1年2か月ぶりのツアー優勝を飾るなど年間3勝を挙げ、シーズン後半には全米オープンでベスト4に進出。11月にはキャリアハイとなる世界ランク5位を記録するなど、充実した1年を経てメルボルン入りしていた。

試合は第1セットを先取したものの、第2セットを落とすと流れが変わる。そして第3セットに入った直後、突如として異変が起きた。左太ももの痙攣である。試合後の会見でオジェ・アリアシムは、「大会のこんなに早い段階、しかも試合序盤で起きたことは、人生で一度も思い出せない」と語り、困惑を隠さなかった。

原因については現時点では特定できていないという。「自分はとてもプロフェッショナルであろうとしているし、準備も万全にしてきた。もし準備不足だと自覚できるなら受け入れられるが、正直に向き合っても理由が見つからない」と、納得のいかない思いを吐露した。

男女混合国別対抗戦「ユナイテッド・カップ」での体調不良についても影響は否定。「1日休んだだけで回復し、その後は慎重に負荷を上げながら準備してきた。
3~4時間コートに立つ日もあり、チームとしてできる限り精密に調整してきた」と説明した。

第3セットは執念で戦い抜いたものの、回復の兆しは見られなかった。フィジオとの相談後も一度は続行を選んだが、ほどなく棄権を決断。「勝つために、相手と競い合うためにコートに立ちたい。ただ立っているだけ、サンドバッグのような状態ではいたくない」と、その理由を明かしている。

悲願のグランドスラム初制覇を期して臨んだ今大会だったが、思わぬ形で幕を閉じた25歳。それでも「誰かを責める時間ではない。チームで一丸となり、解決策を見つけていく」と前を向き、コートを後にした。
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