大坂なおみ、2試合連続フルセットの代償か。左腹筋の負傷で3回戦を前に棄権


全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)に出場していた第16シードの大坂なおみ(フリー/世界ランク17位)が1月24日、自身のインスタグラムのストーリーズを更新し、女子シングルス3回戦を前に大会を棄権することを表明した。


【動画】大坂なおみ 「全豪オープン」3回戦を前に棄権を発表 1回戦&2回戦ハイライト

24日のセンターコート第4試合で、予選から勝ち上がってきた地元オーストラリアのマディソン・イングリス(同168位)と対戦する予定だった大坂。自身のSNSを通じて、「前回の試合後、身体がケアを必要としている箇所に対処するため、棄権するという難しい決断を下さなければならなかった」と報告した。

2回戦のソラナ・シルステア戦では、6-3,4-6,6-2で勝利を収めていた。しかし、2試合連続のフルセットに及ぶ過酷な戦いは、確実に身体へ負担を蓄積させていた。その試合の最終セットではメディカル・タイムアウトを取得しており、試合後の会見でも「再発しやすい箇所」への懸念に言及。その後、左腹筋の負傷であることを認め、「精密検査を受ける必要がある。やはり妊娠・出産から復帰して、自分の体はかなり変化したと感じている。だから、これについては本当に慎重にならなければならない」とした。

大坂はSNSで、「勝ち進むことにとても興奮していたし、今回の快進撃は私にとって大きな意味を持つものだった。だからこそ、ここで立ち止まらなければならないことは本当に心が痛む。けれど、再びコートに戻るために、これ以上のダメージを負うリスクを冒すことはできない」と、苦渋の胸中を明かした。

今大会は、昨年の全米オープン4強入りの勢いそのままに、心身ともに充実した状態を示していた。
1回戦、2回戦と粘り強いテニスで逆転勝利を収め、元女王の勝負強さが確実に戻りつつあることを印象づけていただけに、本人にとっても残念な終わり方だろう。

「勝ち進むことにとても興奮していたし、今回の快進撃は私にとって大きな意味を持つものだった」と綴った大坂。全豪オープンは過去に2度制覇している思い入れの強い舞台であり、完全復活を期す今シーズンにおける最優先目標の一つでもあった。

投稿の最後には、「すべての愛とサポートに感謝している。皆が私を温かく受け入れてくれたことに感謝の気持ちでいっぱい。そして、常に支えてくれる私のチーム、そして親切にしてくれた大会主催者の皆さん、本当にありがとう」と、周囲への謝意を述べて締めくくった。

身体の変化と向き合いながら戦う元女王にとって、今回の決断は次なる戦いへ向けた勇気ある一歩と言える。まずは回復に努め、再びコートで輝く姿を待ちたい。
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