サバレンカ、勝負所で集中力を高めて4年連続ベスト8


1月25日、「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)女子シングルス4回戦が行われ、2年ぶりのタイトル奪還を狙う第1シードのアリーナ・サバレンカ(世界ランク1位)が、第17シードのビクトリア・エムボコ(カナダ/同16位)を6-1,7-6(1)で下して、4年連続でのベスト8入りを果たした。

【動画】サバレンカが19歳エムボコを下して4年連続ベスト8!4回戦ハイライト

今季開幕戦の「ブリスベン国際」で1セットも落とさずに優勝し、ツアー通算22勝目を挙げたサバレンカ。
2023年、2024年の連覇を含め、3年連続で決勝進出を果たしている相性抜群の舞台で、今大会もセットを落とすことなく4回戦へと駒を進めた。

対するエムボコは、2025年のWTA最優秀新人賞に輝いた19歳の新星。全豪オープン初出場で初めてのロッド・レーバー・アリーナで世界1位との対決を迎えた。

試合は序盤からサバレンカは容赦ない猛攻を仕掛けた。パワーを活かしたスピードショットに加え、スライスやドロップショット、巧みなネットプレーを織り交ぜる幅の広いテニスで圧倒し、第1セットを6-1で先取。第2セットも4-1とリードを広げ、一方的な展開かと思われた。

しかし、ここからカナダの新星が底力を見せる。粘り強い守備でサバレンカのミスを誘うと、5-4の場面でサバレンカが手にした3度のマッチポイントをすべて凌いでブレークバックに成功。一時は第3セット突入まであと2ポイントに迫るなど、女王を土俵際まで追い詰めた。

不穏な空気が流れる中、突入したタイブレーク。ここで集中力を一段と高められるのが現在のサバレンカの強さだ。鋭いショットを次々と決めて一気に6連続ポイントを奪うと、エムボコの反撃を断ち切った。
これでサバレンカは、グランドスラムのタイブレークにおける連勝記録を「20」にまで伸ばし、1時間26分の激闘に終止符を打った。

オンコートインタビューでサバレンカは、自身を苦しめた若きライバルに対し、「あんなに若い年齢でこれほど素晴らしいプレーができるなんて信じられない。自分もまだ子供のような気分でいるけれど、あのような若い選手たちがツアーに出てくるのを見るのは驚くべきこと。彼女に本当に激しくプッシュされたわ」と最大級の賛辞を贈った。

苦しみながらもストレート勝ちで勝ち上がったサバレンカは、「再びストレートで勝てたことに満足している。彼女は信じられないようなテニスをしたけれど、勝ち進むことができて嬉しい」と安堵の表情を浮かべた。

女王としての貫禄と、勝負所で圧倒的な爆発力を示したサバレンカ。4年連続となる準々決勝の大舞台で、タイトル奪還への歩みをさらに加速させる。準々決勝では第29シードのイバ・ヨビッチ(アメリカ/同27位)とユリア・プチンツェワ(カザフスタン/同94位)の勝者と対戦する。
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