オジェ・アリアシム、2年越しの雪辱へ好調キープ


男子ツアー「ドバイ・デューティフリー・テニス選手権」(アラブ首長国連邦・ドバイ/ATP500)は準々決勝を終え、ベスト4が出そろった。2年連続の決勝進出を狙う第1シードのフィリックス・オジェ・アリアシム(カナダ/世界ランク8位)と、2023年王者で第3シードのダニール・メドベージェフ(同11位)が準決勝で激突する。


【動画】オジェ・アリアシム、メドベージェフらが4強入り!準々決勝ハイライト

第1シードのオジェ・アリアシムは、イジー・レヘチカ(チェコ/同24位)を6-3,7-6(2)で退け、3大会連続のツアー準決勝進出を決めた。初戦で敗れた全豪オープン後は、ATP250モンペリエで優勝、ATP500ロッテルダムで準優勝と波に乗る。

今月の成績を11勝1敗に伸ばした25歳は、今大会もここまで1セットも落としておらず、レヘチカ戦ではブレークポイントを2本とも凌ぐ安定感を見せた。昨年は決勝でステファノス・チチパス(ギリシャ/同30位)に敗れており、今回は雪辱のチャンスとなる。

準決勝で対戦するのは第3シードで2023年大会王者のメドベージェフ。両者の対戦成績はメドベージェフが7勝2敗とリード。オジェ・アリアシムは「プレースタイルは全く違う。自分は前に出ていきたいし、彼はミスを誘ってくる。どちらのゲームプランが上回るかだ」と語り、「彼には長く勝てなかった。7、8回対戦してようやく初勝利を挙げられた」とこれまでの苦闘も明かした。

そのメドベージェフは、準々決勝でジェンソン・ブルックスビー(アメリカ/同49位)を6-2,6-1と圧倒。過去4度の出場で3度目のドバイ準決勝進出となった。


元世界1位は2025年終盤に北京、上海で連続ベスト4入りを果たし、アルマトイでタイトルを獲得。2026年もブリスベンで優勝と好スタートを切っている。現在はトップ10返り咲きを狙う位置につけており、ランキング10位との差を着実に縮めている。

「キャリアの中でもっと準備が整っていた時期もある」と語る一方で、「若い頃は何も考えず、感じるままにプレーしていた。今は頭の中に多くの考えがある。それが助けになることもあるが、時には捨てる必要もある」と自己分析。「昨年終盤は非常に安定していたし、今もそれを取り戻そうとしている。この大会はここまで素晴らしい」と手応えを口にした。

反対側の山では、第5シードのアンドレイ・ルブレフ(同18位)がアルトゥール・リンデルクネシュ(フランス/同31位)を6-2,6-4で下し、同大会5度目の準決勝進出を果たした。2022年王者で、翌2023年も決勝進出と相性の良い大会。リンデルクネシュには対戦成績4戦全勝と優位を保っている。2度目のドバイ制覇へ向け、準決勝ではタロン・フリークスポール(オランダ/同25位)と対戦する。


フリークスポールは、第6シードのヤクブ・メンシク(チェコ/同13位)を6-3,3-6,6-2で退け、同大会で2年連続のベスト4入り。シーズン序盤は1勝5敗と出遅れたが、母国のロッテルダムで準々決勝に進出し復調。今大会では第2シードのアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン/同10位)、第6シードのメンシクらを撃破している。

「第1セットは本当に良い入りができた。第2セットはファーストサーブが入らず流れが変わったが、第3セットの立ち上がりでギアを上げられた。最後はリターンも良くなり、とても満足している」と内容にも自信を示した。

準決勝は、オジェ・アリアシム対メドベージェフ、ルブレフ対フリークスポールの顔合わせ。昨年決勝の再来を狙うオジェ・アリアシムか、安定感を取り戻しつつあるメドベージェフか。さらにドバイ巧者ルブレフがタイトルへ前進するのか、復活気配のフリークスポールが勢いを持続するのか。終盤戦は実力者同士の緊張感ある戦いとなる。

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