ティエンがレフティー対決を制して「BNPパリバ・オープン」16強


現地3月8日、アメリカ・インディアンウェルズで開催されている「BNPパリバ・オープン」(ATPマスターズ1000)の男子シングルス3回戦が行われ、第25シードのラーナー・ティエン(アメリカ/世界ランク27位)が、第8シードのベン・シェルトン(アメリカ/同8位)を7-6(3), 4-6, 6-3で下した。地元カリフォルニア出身の20歳が、強敵との同国サウスポー対決を制し、大会初のベスト16入りを決めた。


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今年1月の全豪オープンでベスト8、2月のデルレイビーチで4強入りと好調を維持するティエン。今大会も2回戦でアダム・ウォルトン(オーストラリア/同91位)を下し、勢いに乗って3回戦に臨んだ。

対戦相手は、ツアー屈指のビッグサーバーであるシェルトン。試合は序盤から一進一退の攻防が続く。ティエンは度々ブレークポイントを握りながらも活かせない展開が続いたが、タイブレークでは安定したプレーを見せて第1セットを先取する。

第2セットはサーブの乱れから1ブレークを許しセットオールとされるも、最終セットの第6ゲームで値千金のブレークに成功。そのままリードを守り切り、2時間10分の接戦を制した。

スタッツ面ではティエンの進化が顕著に表れた。シェルトンの8本を大きく上回る15本のエースを奪い、第1サーブが入った際のポイント獲得率は82%を記録。ビッグサーバーを相手に、サービスゲームの主導権を渡さなかったことが勝因となった。

試合後、「間違いなくトリッキーな試合だった。コートに向かう際、彼(シェルトン)の体調が良くないらしいということを耳にしていたんだ。
だから、彼がポイントを短く終わらせようと強打してきたことに驚きはない。自分自身のプレーのリズムをつかみきれないまま試合が進んでしまったが、とにかく勝ち抜くことができてうれしい」と語った。

カリフォルニア出身のティエンにとって、インディアンウェルズは特別な場所だ。試合後の会見では、観客としてこの会場を訪れていた幼少期を振り返った。

「今日プレーしたスタジアムのどのセクションに座っていたか、はっきりと覚えている。子供の頃に客席から見ていた場所に、今度はプレーヤーとして立っているのは本当にクールで、感慨深い」と、地元での勝利を噛み締めた。

ティエンは4回戦で、第18シードのアレハンドロ・ダビドビッチ・フォキナ(スペイン/同19位)と対戦する。
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