トップ画像は、JR西日本山陽本線熊山駅。
吉永駅を撮影した後、最高気温38℃近い熱風に吹かれながらホームで待ちました。
上り1番線ホーム側に駅舎があります。
駅名標。ここから木造駅舎が3駅続きます。駅名標に見える次の万富駅も木造駅舎です。
熊山駅は、1917年(大正6年)国鉄山陽本線の熊山信号場として設置。1930年(昭和5年)駅に昇格。
1889年(明治22年)の町村制施行で熊山村が発足。近隣の村を合併して1953年(昭和28年)熊山町になりましたが、2005年(平成17年)近隣の町と合併、赤磐市になり熊山町は消滅したのでした。それでも駅名に歴史のある地名が残されています。駅名って、そういう意味で大切です。
島式ホームの待合室もなかなか古そうです。
建物資産標がありました。信号場が熊山駅に昇格した昭和5年7月です。
こぢんまりした駅舎です。
跨線橋で上りホーム側の駅舎に行きますが。跨線橋に「鐵道院」と書かれています。
「明治45年 横河橋梁製作所」とあります。
「全国に遍く人と物を運び産業近代化に貢献した鉄道施設の歩みを物語る近代産業遺産群」としてJR山陽本線ではこの熊山駅と金光駅の跨線橋が2009年(平成21年)に近代化産業遺産に認定されています。
跨線橋から、これから進む門司駅方面。中線に架線が無くレールが錆びているのが分かります。右の方に山陽自動車道の橋梁が見えています。
こちらは神戸駅方面。
木造駅舎はホーム上屋の影で瓦屋根が少ししか見えません。近代化産業遺産の跨線橋。
ホームに降りて駅舎。こざっぱりしていて良いですね。
ホームとの改札口。
次回は駅舎内と外観を見ます。
(写真・文章/住田至朗)
「【木造駅舎巡礼02】山陽本線」一覧



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