※2020年8月撮影
トップ画像は、JR西日本山陽本線白市駅。
白市駅跨線橋から門司駅方面。

こちらは神戸駅方面。白市駅舎の屋根瓦が見えます。ホーム上屋が大きい?

駅名標。実は、白市駅には何度か降りています。この2018年(平成30年)12月は、山陽エリアの西条を中心として何故か赤い瓦屋根の大棟両端に大きな鯱が飾られているのが気になって、白市駅で降りて駅前の屋根を撮ったのでした。

白市駅は、1895年(明治28年)山陽鉄道の駅として開業。1906年(明治39年)国有化。1909年(明治42年)線路名称制定で山陽本線の所属駅になりました。1998年(平成10年)みどりの窓口営業開始、業務委託駅化。2007年(平成19年)ICカード(ICOCA)対応簡易自動改札機が設置されました。2016年(平成28年)エレベーター付き跨線橋使用開始。
高屋町白市は駅の北東に2km弱ほど離れています。
駅舎改札口。簡易自動改札機があります。広島空港のサインボード、最初に見た時は「???」でした。

サラリーマン時代、広島出張で広島空港に降りたことがあります。広島市内までバスで1時間以上かかりました。次の広島出張からは新幹線にしました。(笑)
広島空港は白市駅の東、10kmほどでしょうか。直線距離は河内駅が最短ですが、アクセスする道路整備に難があり、白市駅に空港連絡バスが設定されています。白市駅から広島駅は45分程度です。空港から広島市内まで約60kmもあるのです。
駅舎から改札口。

駅前には広島空港行のバス停があります。

駅前の家屋、赤い屋根瓦、大棟端部に立派な鯱がのっています。

この辺りは気温が低く積雪もあるので瓦が水分を吸うと凍って割れてしまうために釉薬を塗った瓦が使われます。凍結に強い島根の石州瓦が愛用されるので赤い屋根瓦が多いそうです。鯱は水を司るので火事除けの呪(まじな)いと言われています。見栄をはりたいという心理もあって、見事な鯱が多いのです。
駅舎出入口。建物財産標などはありません。

円形に沿ったベンチがあります。

駅舎の右には駅舎に合わせたトイレが作られています。

バス停に雨に濡れずに行ける様になっています。

ちょうど空港行のバスが来ました。

河内駅に看板がありましたが、この白市駅までが「広島シティネットワーク」の範囲です。「広島シティネットワーク」ロゴマーク付きの岩国行227系が出て行きました。

では次の木造駅舎を見に行きます。
(写真・文章/住田至朗)