トップ画像は、JR西日本山陽本線戸田駅。またまた極美の木造駅舎が登場しました。
隣の福川駅で10時32分の山陽本線下り新山口行に乗って3分で戸田駅の下りホームに降りました。島式ホーム、遠ざかって行く新山口行、奥が門司駅方面です。左には使われなくなった単式ホームがあります。錆びたレールが残っています。冒頭で言った「理想型」というのは、この広々と広がる空間とそれを囲む山々という景観もあります。

同じ方向、木造駅舎のある側には上りの貨物列車が来ました。見難いですけど「EF210-144」が引っぱっています。

こちらは神戸駅側。あの跨線橋を往復します。キャスターバッグは見えている待合室に隠して行きます。

下りホームから木造駅舎。壁面改修されている木造駅舎が多いのですが、戸田駅はオリジナルっぽい木材のままです。これも極美の理由です。

駅名標。福川駅は既に見ましたが、戸田駅と隣の富海駅と木造駅舎が3駅続きます。

戸田駅は1911年(明治44年)鐵道院山陽本線の駅として開業。1962年(昭和37年)貨物取扱廃止。駅名になっている戸田は駅の西南、山陽自動車道徳山西インターチェンジの南にある地名です。駅所在地は、山口県周南市大字夜市(やじ)字中村。
跨線橋に上って神戸駅方面を見ています。上りホーム西側に引き込み線があって保線用車両にレールが積み込まれています。PC枕木なども見えます。

駅の西側には国道2号線が通っています。

跨線橋から木造駅舎。貨物列車の最後尾が写っています。

門司駅方面。山陽本線はこの先で左にカーブ。

跨線橋を降りて、駅舎の北側。化粧板で改修されていない壁面が素晴らしい!

では駅舎をゆっくり見ましょう。
【木造駅舎巡礼02】山陽本線44 に続きます。
(写真・文章/住田至朗)
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