20年ぶりの国分寺駅北口【駅ぶら04】多摩湖線01

※2020年11月撮影

トップ画像は、多摩湖線国分寺駅北側踏切から望遠レンズ（+気合い！）で撮った各駅停車萩山行の後ろ姿。熊野神社通りの踏切辺りの右カーブに消えて行く車両と、約150ｍ手前の八幡神社の踏切を渡る人の姿がリアルでちょっと不思議な感じです。

さて【駅ぶら】は、山口線”レオライナー”に続いて多摩湖線です。多摩湖線は、1928年（昭和3年）に多摩湖鉄道が国分寺駅から萩山駅間4.4kmに鉄道を開設したのが始まりでした。1930年（昭和5年）には村山貯水池駅（現･武蔵大和駅）まで延伸開業し電化されます。1936年（昭和11年）さらに0.9km延伸、二代目の村山貯水池駅開業。初代村山貯水池駅は武蔵大和駅に改称され現在の位置に移設されます。

1940年（昭和15年）多摩湖鉄道は武蔵野鉄道と合併。戦後、武蔵野鉄道は現在の西武鉄道になります。村山貯水池駅は、戦時下に狭山公園前駅となった後1951年（昭和26年）に多摩湖駅になります。現在の西武遊園地駅ですが、2021年の西武園ゆうえんちのリニューアル、グランドオープンにともなってかつての多摩湖駅に再改称される予定です。

筆者は、三浦半島から湘南新宿ラインで新宿駅、JR中央線に乗り換えて国分寺駅に来ました。JR改札内に「西武線のりかえ口」がありますが、いったんJR改札口を出て、多摩湖線の国分寺駅を見に行きます。実は筆者の実家はお隣の武蔵小金井駅にあるのですが、国分寺駅に来ることはあまりなく、この辺りの土地鑑はありません。

北口駅前は再開発工事が行われています。･･･と言っても北口に来たのは、実に20年ぶりなのでかつての姿がボンヤリとしか浮かんできません。「全く違う」としか言い様がありません！

方角の見当で歩いたら多摩湖線ホームが見えました。しかし、右にホームに沿って抜ける道はなく、グルッと一周することになりそうなので来た道を戻ります。

結局、北口まで戻って、もう1本北側の道に入ります。

多摩湖線ホームが見えました。

立入禁止だったホーム沿いの通路の先はバスの駐車スペースでした。

多摩湖線ホームの北側の踏切を萩山行が出発してゆきました。

トップ画像は、このタイミングで望遠レンズにして撮ったものです。写真の腕はイマイチですが、撮影の速いのが取り柄。

多摩湖線線路の東側、多摩湖線複線化の構想がありましたが、現在は西武バス専用道路になっています。

踏切から多摩湖線国分寺駅ホーム。頭端式で終端部があります。多摩湖線は、かつては踏切辺りで左カーブして旧･北口方面に向かって進んでいた様です。

長くなってきたので、のんびりゆきます。続きは次回。

※今回から通し番号を復活させます。お問合せなどの照会をする際にどのコラムなのか分かり難く、間違えては申し訳ないので、シリアル復活です。宜しくお願いします。

（写真・文章/住田至朗）