※2020年11月撮影
トップ画像は、多摩湖線国分寺駅北側踏切を通過する各駅停車萩山行。
20年ぶりの国分寺駅北口に戻ります。

20年前の北口のおもかげは皆無です。駅前には昭和のディープな商店街があったのですが。今は何だかすごくモダンで大きくて立派。

南口に行きます。

南口、流石に20年ぶりということはありません。それでも久しぶりです。

駅前を東に進みます。

何度も前を通っていますが、入園したことのない「国指定名勝 都立殿ヶ谷戸庭園/随冝園(ずいぎえん)」に来てみました。紅葉の時期ですし。

これが入口。

筆者の実家も国分寺崖線の下「はけの道」の筋違い。近くには同様の庭園「滄浪泉園」があります。両親が好きだったフレンチ食堂「てらこや」の庭園も国分寺崖線を利用した素晴らしいものです。料理も美味しいですよ。(筆者はサイフが軽いので滅多にいきませんけど)

話を都立殿ヶ谷戸庭園に戻します。門も良い感じです。

入園料150円を払いました。今日の庭仕事は「冬支度」。いいなぁ。

いきなり視界が広がります。ふだん庭がネコの額ほどもない家に住んでいるので実に新鮮な広さに感動。

紅葉も始まっていました。撮影は2020年11月17日。

回遊式庭園なのでプラプラ歩きます。国分寺駅から2分の距離ですが、不思議と喧噪は耳に届きません。

風も穏やかです。暑くも寒くもありません。良い気候の中、マスクをズラして呼吸を楽しみます。

木々の間から国分寺の高層マンションやビルが見えます。

三菱財閥創始者岩崎弥太郎の孫が大正時代に造られた別荘を購入。この庭を完成させました。その時に作られた茶室「紅葉亭」です。ウィークデイですが、流石に紅葉の季節、お客さんでいっぱいです。

筆者は皆様の邪魔にならないように紅葉亭の脇から国分寺崖線下の池を眺めました。

個人的には、京都詩仙堂のししおどし(添水/そうず)が一番好きですが、ここにもなかなか魅力的なししおどしがありました。

世田谷区に実家のあった時代、隣家にししおどしがあったのです。(夜間は水を止めて音がしない様にされていました)
久しぶりに閑かな日本庭園に来た様な気がします。

いつまでも庭園を回遊しているワケにもいきません。お庭を出て、もう少し近所をプラプラします。
(写真・文章/住田至朗)