木造駅舎“萌え”でイマイチ平静ではありませんが【木造駅舎コレ...の画像はこちら >>

※2021年4月撮影

トップ画像は、JR九州日豊本線東別府駅の入口に建つ停車場建設記念碑。左横に立つ説明板の記述内容は以下です。

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別府市指定有形文化財 東別府駅本屋 平成15年2月5日指定

この駅舎は、明治44年11月1日に豊州本線(現日豊本線)浜脇停車場として開業したもので、大分県下の木造駅舎としては、開業当時の面影を最も残しています。

当時の浜脇温泉は、別府温泉に並ぶ大温泉地で多くの浴客で賑わっていました。その隆盛を誇った浜脇温泉の交通の拠点として貴重であるとともに、東九州の鉄道の歴史を知る上でも重要な建造物です。

大正の初期に浜脇駅、昭和9年には東別府駅と改称され、また大正14年にプラットホームを砂面からコンクリートに変更、平成16年3月には開業当時の姿を残しながら全面改修されました。

平成16年3月 別府教育委員会

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駅前にカメラを後ろに下げるだけの十分な広さがないので正面からの駅舎全体が写せません。

木造駅舎“萌え”でイマイチ平静ではありませんが【木造駅舎コレクション】019
※2021年4月撮影

あらためて駅舎を西側から。溜め息が洩れるほど端正です。

木造駅舎“萌え”でイマイチ平静ではありませんが【木造駅舎コレクション】019
※2021年4月撮影

東側には駅舎外にトイレが設けられています。駅前は駐輪場になっている様です。

木造駅舎“萌え”でイマイチ平静ではありませんが【木造駅舎コレクション】019
※2021年4月撮影

駅出入口。改修されていますが、オリジナルを残す様に丁寧に作業されたことが分かります。電灯器具に“萌え”ちゃいます。

木造駅舎“萌え”でイマイチ平静ではありませんが【木造駅舎コレクション】019
※2021年4月撮影

建物財産標には明治44年7月16日と記されていました。1911年です。

駅舎内の電灯器具もカッコイイです。

木造駅舎“萌え”でイマイチ平静ではありませんが【木造駅舎コレクション】019
※2021年4月撮影

待合室では駅の歴史を物語る写真が展示されていました。

木造駅舎“萌え”でイマイチ平静ではありませんが【木造駅舎コレクション】019
※2021年4月撮影

窓口側を待合室の奥から。有人駅です。照明器具は凝っていますが使われている「球」はLEDでしょうか。

木造駅舎“萌え”でイマイチ平静ではありませんが【木造駅舎コレクション】019
※2021年4月撮影

手前に乗車券販売機。

木造駅舎“萌え”でイマイチ平静ではありませんが【木造駅舎コレクション】019
※2021年4月撮影

乗車券販売機の上部、近距離きっぷ運賃表。

木造駅舎“萌え”でイマイチ平静ではありませんが【木造駅舎コレクション】019
※2021年4月撮影

別府温泉というのは、茫洋と広いエリアに散らばっているのでしょうか? 駅で言えば、亀川駅、別府大学駅、別府駅、東別府駅周辺にも温泉があります。

学生時代にクルマで来て走り回ったけど、未だによく分かりません。

ICカード簡易改札機が設置されています。

駅員さんに青春18きっぷを提示してホームに出ます。

木造駅舎“萌え”でイマイチ平静ではありませんが【木造駅舎コレクション】019
※2021年4月撮影

ホームから改札口。駅員さんのいる側はサッシになっていますが、右側は木製です。

木造駅舎“萌え”でイマイチ平静ではありませんが【木造駅舎コレクション】019
※2021年4月撮影

ホームの小倉駅側から駅舎。奥に見える構内跨線橋で上りホームに行きます。

木造駅舎“萌え”でイマイチ平静ではありませんが【木造駅舎コレクション】019
※2021年4月撮影

木造駅舎“萌え”でイマイチ平静ではありませんが、撮影を続行します。

(写真・文/住田至朗)

※木造駅舎などJR九州さんの許可をいただいて撮影しています。

※駅などについては『JR全線全駅』(弘済出版社/1997)、『週刊朝日百科 JR全駅・全車両基地01-60』(朝日新聞出版/2012-2013)他を参照しています。

※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいているものです。ありがとうございます。

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