※2021年4月撮影
トップ画像は、久大本線下りホームを出発する普通列車。筆者が南久留米駅で8時40分に乗ったうきは行です。
善導寺駅の様子を見ていきましょう。まず、久留米駅側に構内跨線橋があります。駅舎に入る前に上りホームに行ってみます。

跨線橋から木造駅舎。駅舎周囲の庇が大きいです。

跨線橋から上り久留米駅方面。上りホームは跨線橋の下までですが、下りホームは長くのびています。駅の南(左)側は農地。駅の周りには比較的新しい住宅が並んでいます。

反対の大分駅方面。遠くに黄色い保線車両が見えます。

望遠レンズにしました。駅舎に向かって北側に引き込み線があって保線車両が駐められています。上りホームは使われていない部分がここまでのびています。

跨線橋から駅舎。駅前広場も見えます。

上りホームに降りて駅舎のホーム側正面。かつては右側にはさらに駅事務室部分があった様です。

望遠レンズで少し寄ります。左側が待合室。右の駅事務室部分が減築されてるので奇妙にコンパクトな印象です。ICカード簡易改札機が設置されています。久留米駅からこの駅までがICカード(SUGOCA)が使えるエリアです。

駅名標。

善導寺駅は、1928年(昭和3年)当時の鉄道省によって開設されました。その後駅は無人化。
駅名になっている浄土宗大本山善導寺が駅の北1kmにあります。法然を宗祖とする鎌倉仏教。親鸞の浄土真宗とは別の宗派です。鎮西派と西山派に分かれていて、善導寺はその鎮西派の大本山。総本山は京都の知恩院。東京タワーの下にある増上寺も同じ大本山です。

余談ですが、JR西日本津山線の誕生寺駅もお寺の名前が駅名になっています。
まぁ、考えてみれば東京には、吉祥寺(JR中央線、京王井の頭線)、国分寺(JR中央線、西武鉄道)、高円寺(JR中央線)、豪徳寺(小田急線)、泉岳寺(京浜急行、都営地下鉄)・・・と寺の名前の駅が多いのですけどね。
余談が長くなってしまいました。次回に続けます。
(写真・文/住田至朗)
※木造駅舎などJR九州さんの許可をいただいて撮影しています。
※鉄道撮影は鉄道会社、鉄道利用者、関係者などのご厚意で撮らせていただいているものです。鉄道は感謝の気持ちを持って撮影しましょう。