駅舎改修でイメージが激変【木造駅舎コレクション】096
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※2021年4月撮影

トップ画像、豊肥本線阿蘇駅に着きました。

「え～っ！」阿蘇駅ってこんなに駅前が広くて駅舎が横長だったかと目を疑いました。

･･･と言ってもリフェランスしているのが1978年（昭和53年）に来た時の視覚的記憶ですから不確かなものです。その時に撮った写真のネガが発見できれば良いのですが･･･。

駅前ロータリー辺りまで近づくと、1988年（昭和63年）にウェスタン風に改修された駅舎と基本的な形は変わっていないことが分かりました。駅前の歩道と上屋が横に広がっているのです。

駅舎改修でイメージが激変【木造駅舎コレクション】096
※2021年4月撮影

リニューアル改修は水戸岡鋭治さんは関与していないのかな。妻壁のロゴは水戸岡さん風です。同様に「ななつ星in九州」の運行に合わせて改修された久大本線豊後森駅にイメージが共通している様にも感じます。黒っぽい壁面は、磯崎新さんの由布院駅も想起させますが。

駅舎改修でイメージが激変【木造駅舎コレクション】096
※2021年4月撮影

駅前には2019年12月に設置されたマンガ『ワンピース』のキャラクター「ウソップ」の像があります。マンガの作者が熊本県熊本市出身。個人的には「チョッパー」が好きなんだけどな。

駅舎正面。

「祝　全線開通」があります。駅舎正面の壁面はグレイのモルタル仕上げの様に見えます。赤くて丸い郵便ポストは昔と変わっていません。和風なのか折衷様式なのか分かりません。

駅舎改修でイメージが激変【木造駅舎コレクション】096
※2021年4月撮影

駅舎前から阿蘇の山々。国土地理院の地図を見ながら照合してみましたが、筆者にはどれがどの山かイマイチ分かりません。

駅舎改修でイメージが激変【木造駅舎コレクション】096
※2021年4月撮影

駅舎内に入ります。やはり黒を基調にしたシックなインテリアになっています。インバウンド用に英語で大きく表記されている様です。時刻は13時40分。

駅舎改修でイメージが激変【木造駅舎コレクション】096
※2021年4月撮影

奥は手洗いです。流石に黒くすると暗くなっちゃうので天井などはベージュ系。

電灯器具は宮地駅と共通に見えます。

駅舎改修でイメージが激変【木造駅舎コレクション】096
※2021年4月撮影

トイレ側からのカット。「お食事処　坊中亭」は、阿蘇駅が開業当時「坊中」駅だったことを記憶に留める良いネーミングです。坊中駅が阿蘇駅に改称されたのは1961年（昭和36年）でした。

駅舎改修でイメージが激変【木造駅舎コレクション】096
※2021年4月撮影

改札口から出ると正面は大分方面ホームと駅名標。遠くに外輪山が見えて、いかにも「阿蘇」という景色です。

駅舎改修でイメージが激変【木造駅舎コレクション】096
※2021年4月撮影

次回に続きます。

（写真・文/住田至朗）

※木造駅舎などJR九州さんの許可をいただいて撮影しています。

※鉄道撮影は鉄道会社、鉄道利用者、関係者などのご厚意で撮らせていただいているものです。鉄道は感謝の気持ちを持って撮影しましょう。

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