※2022年6月撮影
トップ画像、佐倉城址公園本丸跡の北西にある千葉県指定天然記念物の「夫婦モッコク」です。
モッコクは、南関東以西の暖かい山地に自生するツバキ科の常緑小喬木。
※モッコクはかつてツバキ科とされていましたが、新しい分類体系ではモッコク科とされています。(鉄道チャンネル編集部注)
案内や石碑があります。

元は3本でしたが大風で1本が倒れて現在は2本です。

千葉県教育委員会、佐倉市教育委員会の案内板。

内容を要約します。樹高11.6m、目通り幹囲2.6m。モッコクとしては巨木。
こちらは「兵士が文字を彫り込んだモッコク」案内板。

内容は「〈前略〉幹に「昭和十八年十月」「砲隊」といった落書きが彫られています。」
脇の階段を上り裏側を見ると彫ってありました。昭和18年は、1943年。

モッコクの背後に「銅櫓跡」があります。案内板には「〈前略〉この銅櫓は、土井利勝が将軍から拝領し、江戸城吹上庭内より移築したもので もとは三層であって、太田道灌が造ったものといわれている。佐倉市」とあります。家康以前の江戸城にあった遺構だったのかもしれません。

「銅櫓跡」から本丸跡を見下ろします。

周囲は土塁に囲まれています。佐倉城に、石垣は無く、土で造られた城です。

本丸跡の北東に「一の門跡」。

朝から2駅10km以上歩いて、京成佐倉駅でも4kmくらい歩いたと思います。流石に足が痛くなってきたので帰路は、国立歴史民俗博物館前から京成佐倉駅まで路線バスに乗りました。車内が涼しかった!
京成佐倉駅にかつて駅にあった「伝言板」の写真がたくさん列んでいました。

では大佐倉駅に向かいます。
(写真・文/住田至朗)
※駅構内などは京成電鉄さんの許可をいただいて撮影しています。
※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいているものです。ありがとうございます。