※2022年8月撮影
トップ画像は、JR四国高徳線神前(かんざき)駅。線路越しにホーム駅名標と駅舎を見ています。
実は、またしてもレンタカーのカーナビが線路の駅ではない側に案内してくれました。駅舎は高徳線の北側、幸いすぐ東に公道の踏切があって駅に向かいました。
公道から神前駅。駅舎は線路を背にしているのでこちらからは手前のトイレと駅舎妻側しか見えません。

この角度なら駅であることが、分かります。

近づきました。JR四国さんの「一風変わった趣味」かな、と個人的に思うのが、瓦屋根の上に乗った装飾的な越屋根。色の黒い部分です。

今回のJR四国木造駅舎巡りで筆者の印象に残っているだけでも、予讃線本山駅、中萩駅、石鎚山駅、伊予富田駅、菊間駅(明かり取り)、三津浜駅(ガラス張りの明かり取り)、土讃線佐川駅(ガラス張りの明かり取り)、伊野駅、繁藤駅、箸蔵駅、讃岐財田駅、高徳線屋島駅の12駅もありました。神前駅で13駅目。
とてもコンパクトでチャーミングな駅舎です。

駅出入口。建物財産標は見つからず。

待合室、窓側に木製ベンチ。

無人駅ですが窓口は残っています。乗車券販売機と右には運行情報等表示端末。

ホームに出たら下り特急「うずしお」が通過しました。

ホームから下り方面。東側の公道踏切が見えます。

ホームから駅舎。手前がトイレ。

ホームから改札口。

高松駅側から駅舎。不思議な越屋根がよく分かります。せっかくの瓦屋根なのに・・・、と個人的には思ってしまいます。

次の讃岐津田駅の木造駅舎にも不思議な越屋根があります。
(写真・文/住田至朗)
※駅構内などはJR四国さんの許可をいただいて撮影しています。
※駅などについては『JR全線全駅』(弘済出版社/1997)、『週刊朝日百科 JR全駅・全車両基地01-60』(朝日新聞出版/2012-2013)、『山陽・四国920駅』宮脇俊三・原田勝正編(小学館/1993)、『停車場変遷大事典 国鉄 JR編1-2』(JTBパブリッシング/1998)他を参照しています。
※タイトルは『木造駅舎』ですが、厳密に「構造として木造建築」の駅舎ではなく、筆者が気に入った駅舎を恣意的に選んでいます。明らかに木造建築と異なる場合でも、煩雑を避けるためタイトルは【木造駅舎コレクション】で進行します。悪しからずご了承ください。
※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいています。