阿波狸合戦の地です JR四国牟岐線 南小松島駅(2)【木造駅...の画像はこちら >>

※2022年8月撮影

トップ画像は、JR四国牟岐線南小松島駅島式ホームの駅名標。

駅は、1916年(大正5年)阿南鉄道の駅として開業。

1913年に徳島駅から小松島駅まで阿波国共同汽船が敷いた鉄道を国有鉄道が借り入れ小松島軽便線として運営していました。当時の徳島港は浅くて大型船が安全に出入港できなかったそうで、小松島港まで客船の乗客を運ぶ目的で鉄道が敷かれたのです。

1917年(大正6年)小松島軽便線は国有化されます。その際、既に小松島駅(1985年廃止)があったため実際は小松島市街の中心にありながら南小松島駅となりました。

1936年(昭和11年)阿南鉄道も国有化され、南小松島駅は国有鉄道の駅になりました。駅舎の建物財産標は、この前年(昭和10年)。国有化を前提に建て直されたのでしょうか。1987年(昭和62年)の国鉄分割民営化でJR四国の駅になっています。

改札ラッチを横から。左が構内踏切。

阿波狸合戦の地です JR四国牟岐線 南小松島駅(2)【木造駅舎コレクション】129
※2022年8月撮影

さらに東に下がって。

阿波狸合戦の地です JR四国牟岐線 南小松島駅(2)【木造駅舎コレクション】129
※2022年8月撮影

構内踏切から徳島駅方面。

阿波狸合戦の地です JR四国牟岐線 南小松島駅(2)【木造駅舎コレクション】129
※2022年8月撮影

構内踏切から駅舎。

阿波狸合戦の地です JR四国牟岐線 南小松島駅(2)【木造駅舎コレクション】129
※2022年8月撮影

ホームに上がります。

阿波狸合戦の地です JR四国牟岐線 南小松島駅(2)【木造駅舎コレクション】129
※2022年8月撮影

ホームから駅舎。上の写真に写り込んでいたミラーの支柱(オレンジ色)が分かります。

阿波狸合戦の地です JR四国牟岐線 南小松島駅(2)【木造駅舎コレクション】129
※2022年8月撮影

ホーム上屋も木造でなかなかシブイ。

阿波狸合戦の地です JR四国牟岐線 南小松島駅(2)【木造駅舎コレクション】129
※2022年8月撮影

牟岐駅側にもミラーがあります。ワンマン運転手さん用ですね。

阿波狸合戦の地です JR四国牟岐線 南小松島駅(2)【木造駅舎コレクション】129
※2022年8月撮影

ホーム上屋がなかなか上手く写せませんね。

阿波狸合戦の地です JR四国牟岐線 南小松島駅(2)【木造駅舎コレクション】129
※2022年8月撮影

駅前広場に「ぽんぽこ一家」。小松島市観光サイトに「阿波狸合戦」の話題がありました。

阿波狸合戦の地です JR四国牟岐線 南小松島駅(2)【木造駅舎コレクション】129
※2022年8月撮影

駅の北、神田瀬川を渡った小松島ステーションパーク狸広場にたくさんの像があります。隣にはSL広場も!

(写真・文/住田至朗)

※駅構内などはJR四国さんの許可をいただいて撮影しています。

※駅などについては『JR全線全駅』(弘済出版社/1997)、『週刊朝日百科 JR全駅・全車両基地01-60』(朝日新聞出版/2012-2013)、『山陽・四国920駅』宮脇俊三・原田勝正編(小学館/1993)、『停車場変遷大事典 国鉄 JR編1-2』(JTBパブリッシング/1998)他を参照しています。

※タイトルは『木造駅舎』ですが、厳密に「構造として木造建築」の駅舎ではなく、筆者が気に入った駅舎を恣意的に選んでいます。明らかに木造建築と異なる場合でも、煩雑を避けるためタイトルは【木造駅舎コレクション】で進行します。悪しからずご了承ください。

※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいています。

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