鐵道院の刻印 JR四国徳島線 石井駅(2)【木造駅舎コレクシ...の画像はこちら >>

※2022年8月撮影

トップ画像は、JR四国徳島線石井駅下りホーム。構内跨線橋へ向かう途中で駅舎をふり返って1枚。

跨線橋にきました。支柱下部に文字が読めます。

鐵道院の刻印 JR四国徳島線 石井駅(2)【木造駅舎コレクション】151
※2022年8月撮影

アップにすると正面に「鐵道院」手前に「大正四年」(1915年です)とあります。鐵道院は、1906年(明治39年)鉄道国有化を機に内閣直属の機関として1908年(明治41年)に誕生。1920年(大正9年)には鉄道省に昇格しました。

鐵道院の刻印 JR四国徳島線 石井駅(2)【木造駅舎コレクション】151
※2022年8月撮影

反対側には「汽車製造株式会社製造」と刻印されています。

鐵道院の刻印 JR四国徳島線 石井駅(2)【木造駅舎コレクション】151
※2022年8月撮影

築107年の跨線橋を上ります。

鐵道院の刻印 JR四国徳島線 石井駅(2)【木造駅舎コレクション】151
※2022年8月撮影

蔵本駅の構内跨線橋とほぼ同じ構造の様です。製造が時期的にも近いのでしょうか。

鐵道院の刻印 JR四国徳島線 石井駅(2)【木造駅舎コレクション】151
※2022年8月撮影

上りホームから駅舎。

鐵道院の刻印 JR四国徳島線 石井駅(2)【木造駅舎コレクション】151
※2022年8月撮影

駅舎のホーム側正面。瓦屋根が端正です。

鐵道院の刻印 JR四国徳島線 石井駅(2)【木造駅舎コレクション】151
※2022年8月撮影

下りホーム駅名標。駅舎に国鉄時代の駅名標が残っています。

鐵道院の刻印 JR四国徳島線 石井駅(2)【木造駅舎コレクション】151
※2022年8月撮影

石井駅は、1899年(明治32年)開業。1987年(昭和62年)国鉄分割民営化でJR四国の駅になっています。

徳島駅寄りから駅舎。

鐵道院の刻印 JR四国徳島線 石井駅(2)【木造駅舎コレクション】151
※2022年8月撮影

構内跨線橋の方に戻ります。

鐵道院の刻印 JR四国徳島線 石井駅(2)【木造駅舎コレクション】151
※2022年8月撮影

下りホームの南、駅舎の西側に保線車両などの引き込み線があります。

鐵道院の刻印 JR四国徳島線 石井駅(2)【木造駅舎コレクション】151
※2022年8月撮影

足下のホーム花壇にキタテハがとまっていました。(昆虫に詳しくないので間違っていたらすみません)

鐵道院の刻印 JR四国徳島線 石井駅(2)【木造駅舎コレクション】151
※2022年8月撮影

(写真・文/住田至朗)

※駅構内などはJR四国さんの許可をいただいて撮影しています。

※駅などについては『JR全線全駅』(弘済出版社/1997)、『週刊朝日百科 JR全駅・全車両基地01-60』(朝日新聞出版/2012-2013)、『山陽・四国920駅』宮脇俊三・原田勝正編(小学館/1993)、『停車場変遷大事典 国鉄 JR編1-2』(JTBパブリッシング/1998)他を参照しています。

※タイトルは『木造駅舎』ですが、厳密に「構造として木造建築」の駅舎ではなく、筆者が気に入った駅舎を恣意的に選んでいます。明らかに木造建築と異なる場合でも、煩雑を避けるためタイトルは【木造駅舎コレクション】で進行します。

悪しからずご了承ください。

※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいています。

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