※2022年8月撮影
トップ画像は、JR四国徳島線学(がく)駅。切妻屋根上の櫓(やぐら)がとても特徴的な駅舎。
東西にのびる徳島線の北側に駅舎があります。駅舎前には植栽。カンナが咲いていました。南側には四国山地につながる山々があります。
県道125号線を真南に進み、吉野川の支流学島川を渡ると駅前通りにあたります。駅舎の東側は駐輪場。しかし櫓の強烈な存在感。
櫓の窓には桜の花をかたどったものが貼られています。外壁上部に待合室の明かり取りの窓があります。
駅出入口。建物財産標は発見できませんでした。
旧国鉄時代の塔がない学駅舎の写真がありました。改築ではなく改修された駅舎の様です。管理人さんの許可をいただいてリンクしています。
駅出入口に「地名の由来」が掲示されています。
内容は以下。
「当地は昔、了慶寺と言うお寺があり、学徳の高い名僧がいて各地から大勢の人々が集い、学門を習いに来たと言う故事から「学」という地名がついたと言われています。この地の縁起にあやかり、貴方の学業の成就を心からお祈りいたします。 学駅」
「学」駅に「入」場する硬券入場券の券面が「入学」と読める事から「受験のお守り」として人気の高い駅です。
待合室。時刻は9時55分。
背中合わせで木製ベンチが置かれています。奥に「運行情報等表示端末」。
壁の上の方に明かり取りの窓があります。
無人駅ですが窓口は残っています。
次回はホームに出ます。
(写真・文/住田至朗)
※駅構内などはJR四国さんの許可をいただいて撮影しています。
※駅などについては『JR全線全駅』(弘済出版社/1997)、『週刊朝日百科 JR全駅・全車両基地01-60』(朝日新聞出版/2012-2013)、『山陽・四国920駅』宮脇俊三・原田勝正編(小学館/1993)、『停車場変遷大事典 国鉄 JR編1-2』(JTBパブリッシング/1998)他を参照しています。
※タイトルは『木造駅舎』ですが、厳密に「構造として木造建築」の駅舎ではなく、筆者が気に入った駅舎を恣意的に選んでいます。明らかに木造建築と異なる場合でも、煩雑を避けるためタイトルは【木造駅舎コレクション】で進行します。悪しからずご了承ください。
※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいています。



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