ブロックチェーン技術を利用したトークン発行型クラウドファンディング「FiNANCiE」を提供するフィナンシェは、Web3パートナー制度を新たに設立し、その第一号としてジャパンサイクルリーグ(JCL:片山右京チェアマン)の Web3パートナーに就任。
JCL(ジャパンサイクルリーグ)は、日本で国際レースを主催し、国内競技レベルの向上により自転車界を盛り上げ、さらには世界レベルの選手を輩出することを目的としている団体。2023年からは「日本国籍のチームとして史上初めてツール・ド・フランスに出場し、表彰台に登ること」を目標に、国内トップ選手を集結させた JCL TEAM UKYO を発足し、世界への挑戦をスタートさせている。
ジャパンサイクルリーグ(JCL)とフィナンシェは今後、仮想通貨発行元が仮想通貨取引所を介して資金調達する IEO によるJCL独自の暗号資産の発行支援や、NFT(偽造不可な鑑定書・所有証明書付きデジタルデータ)を使った新IP(知的財産)の創出など、グローバル規模のWeb3型コミュニティ形成をめざしていく。
Web3 時代の新クラウドファンディング、フィナンシェとは
フィナンシェは、Web3 時代の新しいクラウドファンディングで、ブロックチェーン技術を活用したトークン発行型クラウドファンディング。スポーツチームやクリエイターの活動を支援者(サポーター)が応援できる仕組みのひとつとしても注目を集めている。
たとえば、支援者(サポーター)は、スポーツチームやクリエイター(オーナー)が立ち上げるプロジェクトのトークンを購入することで、プロジェクトを直接かつ継続的に支援できる。
その支援の代わりに、サポーターは、オーナーから得点を獲得できたり、トークンホルダー専用のスレッドでコミュニケーションできたり、投票機能を使ってプロジェクトの意思決定に参加できるなど、プロジェクトの成長をオーナーといっしょに体験できる。
またサポーターは、プロジェクトのトークンをいつでも売買でき、支援者のニーズに応じてトークンの価値が上下する。
サポーターにとって、最初から応援することで、インセンティブにもつながるという仕組みで、トークンを活用しファンの熱狂を生み出しながら、クリエイターエコノミー創出を応援する、Web3 時代の新しいクラウドファンディングとして注目されているプロジェクトのひとつだ。
JCL、これまで調達した資金は約6000万円
フィナンシェは、トークンを用いたコミュニティ形成・拡大や、NFT を使った取り組みを加速すべく、2022年12月に一般社団法人日本パデル協会の Web3パートナーに就任。
最近では、スポーツ産業でも DX や Web3 という新たな潮流への対応が求められ、日本政府も課題や法的な整理に関する議論をすすめているなか、より多くのスポーツチームで Web3 の活用がすすむよう、正式に Web3パートナー制度を新設した。
ジャパンサイクルリーグ(JCL)は、2022年1月から FiNANCiE にて JCLトークンの発行を開始して以来、フィナンシェとともにトークンの活用促進やコミュニティ運営に取り組んできた。
これまでに2回トークンを発行し、調達した資金は約6000万円。コミュニティメンバー1200名以上を集めてきた。
また、JCLのコミュニティでは、トークン保有者が参加できるユニフォームの投票企画や選手を交えた双方向のコミュニケーション企画を実施し、ジャパンサイクルリーグ(JCL)の夢の実現にむけて、サポーターとの一体感が生まれつつある。
Web3パートナーに就任したフィナンシェは、「日本国籍のチームとして史上初めてツール・ド・フランスに出場し、表彰台に登ること」を掲げる「JCL TEAM UKYO」を、Web3 の力で支援していくという。
「街をレース場するイベントは、地方活性化にもつながる」
2月20日、都内でフィナンシェが開いた事業戦略発表会には、國光宏尚 代表取締役CEO のほか、ジャパンサイクルリーグ 片山右京 チェアマンも登壇。
片山右京チェアマンは「2月18日には、エキシビジョンとして『丸の内クリテリウム』を東京駅前丸の内で開催した。まさかこんな都心の東京駅前で、サポーターの支援を受けながらスポーツイベントを開催できたのもうれしい」と伝え、こう続けた。
「改正道路交通法改正前に、自転車や小型特殊車両などの課題をアピールする場にもなった。競技場を持たないイベントで、街をレース場に使用するイベントは、地方活性化にもつながる。
本場ツール・ド・フランスで活躍する海外選手たちに負けないように、フィナンシェといっしょに資金調達しながら、国内選手を送り出したい。まずは東京駅前からスタートできたことがうれしい。
今後はサイクルツーリズムなどの開催もめざし、新たなトークンなどでファンといっしょに盛り上げていきたいきたい」(片山右京チェアマン)
―――フィナンシェ事業戦略発表会(2月20日 都内)では、國光宏尚 代表取締役CEO、田中隆一 取締役 COO・CMO、山田智也 執行役員、ジャパンサイクルリーグ片山右京チェアマン、琉球アスティーダスポーツクラブ早川周作 代表取締役、アビスパ福岡 川森敬史 代表取締役社長、オフィスクレッシェンド堤幸彦 監督、プロダクション・アイジー本広克行 監督、アットムービー森谷雄 代表取締役、ゆうちゃみ らが登壇した。
◆フィナンシェ
https://financie.jp/



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