JR西日本は9日、2023年4月6日から投入する特急「やくも」用新型車両「273系」の車内チャイムに「Official髭男dism」の楽曲を使用すると発表しました。
出雲市・米子から岡山へ向かう際は、オルゴール音源の『Pretender』が流れます。選定理由について、JR西日本は次のように述べています。
「山陰外からのお客様のご利用が多い特急やくもでは、岡山へ向かう場面は、多くのお客様が帰路となることから、情緒的な楽曲の雰囲気が旅情にマッチすると考え、選定しました」
逆に出雲市方面へ向かう際はピアノ音源の『I LOVE…』が流れます。こちらは、
「山陰は縁結びにゆかりのある地が多数あり、多くの人の胸を打った恋愛を歌った楽曲が旅情にマッチすると考え、選定しました」
とのこと。
車内チャイムの使用期間については「4月6日から当面の間」としています。現行の381系では流れませんのでご注意ください。
「Official髭男dism」は全国全世代から支持を集める山陰発の大人気バンド。藤原聡さんが島根大学在学中に各メンバーに声をかけたのがきっかけで結成されました。藤原聡さんと松浦匡希さんは鳥取県米子市、小笹大輔さんは島根県松江市、楢﨑誠さんは広島県福山市の出身です。
米子駅の発車メロディにも採用!
さらに、JR米子駅では「Official髭男dism」の楽曲「Pretender」を発車メロディに採用します。
使用期間は「273系」がデビューする4月6日(土)、特急「やくも」10号岡山行き発車時(9:35発)から3年間の予定です。
発車メロディは2パターンあり、1番のりばと2~5番のりばでそれぞれ原曲の異なる部分を採用しています。
選曲理由は、同楽曲が「『Official髭男dism』の大ヒットソングの一曲であり、初めて紅白歌合戦に出場した際の曲であることから」だそう。
昨年夏の「がいなロード」などの供用開始、今春の新型やくも運行開始と明るい話題が続く米子。JR西日本は米子市と連携し、米子駅の魅力を一層向上させるとともに、「歩いて楽しいまちづくり」を推進していくとしています。
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