夏休みも残りわずか。本サイトのニュースも、秋のイベントが目立つようになってきた。
2022年が初回で、2023年の前回は延べ40万人が会場を訪れた。テーマは今年も「月」で、前回来訪した方なら駅から続く空地に突如出現した、直径7メートルの〝巨大な浮かぶ月〟を思い起こすだろう。
メーン会場は、2013年の小田急線連続立体化(地下化)で地上の線路跡に誕生した「下北線路街空き地」。
中心の展示物は、今年も「ミュージアム・オブ・ザ・ムーン」。穏やかに、時に怪しく光り輝く球体の正体は月を模したオブジェだ。イギリス人アーチストのルーク・ジェラムさんが制作した。
もう一つのアート作品は、月から発想したウサギ。こちらはしもきた商店街内の道路予定地にお目見えする。
秋のイベントは3年目を迎え、知名度も大きく向上。
主催者企画では、通常は閉鎖する隣駅・東北沢駅屋上を開放する。入場は原則無料(一部有料)。作品展示は原則15~21時。催しの詳細はホームページで案内する。
小田急の担当者は、「シモキタの地域コミュニティを育てながら、エリアに滞在してもらえるような秋の風物詩を目指したい」と話す。
記事:上里夏生