大井川鐵道が夜行列車『山岳夜行』の運行を決定しました。運転日は2025年7月26日(土)、8月2日(土)、8月9日(土)、8月16日(土)。
「山岳夜行」は、1970年代から1980年代後半の夏季登山シーズンに大井川鐵道が運行していた登山客向けの夜行列車です。国鉄の「大垣夜行」と接続し、朝6時頃に井川駅へ到着するダイヤで運行されていたといいます。井川駅からはバスが出ており、登山客は7時32分には登山を始められました。
「社内資料やインターネット上の情報も少なく、その運行はまさに『伝説』として語り継がれています」(大井川鐵道)

元近鉄16000系を使用する新たな「山岳夜行」は、体験予約サイト「アソビュー!」にて、旅行商品として販売します。予約受付開始日時は2025年6月30日 12:00。
座席はエコノミーシングルが11,800円、ゆっくりツインが14,800円、ストレッチツインが16,800円、ゆったりBOXが19,800円。旅行代金には「夜食のお弁当」「夜鳴きそばサービス」やフリーきっぷなども含まれます。
家山駅で川根本町コミュニティバス、千頭駅で寸又峡線バスに乗り継げば、最速8:10に寸又峡温泉へ到達することもできます。早朝から時間をかけて「夢の吊橋」などのフォトスポットを巡ってみるのも面白そうです。
【参考】
寸又峡で静かに眠る鉄道車両や駅舎……大井川鐵道千頭駅から足を伸ばして(※2022年5月掲載記事)
https://tetsudo-ch.com/12382068.html
詳細は大井川鐵道のホームページをチェック!
(写真:大井川鐵道)