1万4,000発「江戸川区花火大会」 50周年は8/2(土)...の画像はこちら >>

2025年8月2日(土)、東京都江戸川区で「第50回江戸川区花火大会」が開催されます。毎年、千葉県市川市の「市川市民納涼花火大会」と共同で開催しており、江戸川を挟んで対岸から同じ花火を観覧する形をとっていますが、江戸川区側と市川市側を合わせると毎年140万人近くが来場。

原則として8月の第1土曜日に開催され、週末開催ということもあり、非常に多くの人が訪れます。今年は記念すべき50回目の節目ですから、例年以上の盛り上がりが予想されます。そこで「江戸川区花火大会」の特徴やアクセス方法、おすすめの鑑賞スポットも紹介します。

「鍵屋」とともに歩んだ江戸川区花火大会

1万4,000発「江戸川区花火大会」 50周年は8/2(土)開催! アクセス方法やおすすめ鑑賞ポイントを詳しく解説、都内最大級の花火大会

江戸川区花火大会で打ち上げる花火は、創業360年を超える宗家花火「鍵屋」が第1回大会から手掛けています。「た~まや~」「か~ぎや~」の掛け声を聴いたことがある人は多いと思いますが、これらは江戸時代を代表する花火師の屋号です。昔から多くの人を魅了してきた技術と伝統を受け継いだ鍵屋の15代目が、花火大会をプロデュースしています。
江戸川区花火大会は、5秒間で1,000発もの花火を一気に打ち上げる圧巻のオープニングに始まり、何層にも重ねた厚みのある花火が次々と打ちあがります。国内最大級の「富士の大仕掛け」は今年、「最も高い山型の仕掛け花火」としてギネス世界記録に挑戦! 公募企画で採用されたアイディアをもとにした花火も会場を盛り上げます。クライマックスの金カムロは過去最大の打上発数になるとのこと。50回記念にふさわしい花火大会となりそうです。

江戸川河川敷までのアクセス方法を駅ごとにチェック!

都営新宿線「篠崎駅」

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「江戸川区花火大会」の会場は、江戸川河川敷(都立篠崎公園先)で、19:15~20:20までの開催です。最も会場に近いのが、都営新宿線の篠崎駅。会場まで徒歩15分ですが、駅構内や駅出入口付近は通行の妨げとなるため、立ち止まることができません。待ち合わせは北口前広場を利用しましょう。

また、篠崎駅西口は20~23:00の間、混雑が予想されるため閉鎖されます。周辺駅のなかで最も混雑する篠崎駅は、帰りの時間帯が特に混み合います。過去には駅構内に入るまで2時間の待機列になったこともあるため、周辺駅の利用がお勧めです。

JR総武線「小岩駅」・京成線「江戸川駅」
JR総武線の小岩駅と、京成電鉄の京成江戸川駅から会場までは徒歩約25分です。駅を出たら誘導路に沿って進みましょう。小岩駅ルートは、誘導路にのぼり旗が設置されています。
JR小岩駅も、例年大変混雑します。できるだけ人ごみを避けるのであれば、少し距離がありますが、都営新宿線瑞江駅からの移動も検討しましょう。会場までは徒歩約45分です。

バスでアクセスする場合

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JR総武線小岩駅から都営新宿線瑞江駅・一之江駅方面(南小岩二丁目下車徒歩約10分)、JR新小岩駅から菅原橋交差点・瑞江駅・スポーツランド方面(新皆面橋、もしくは中図師下車徒歩約10分)、都営新宿線船堀駅と篠崎駅を結ぶバス(16:30以降は京葉道路付近に停車)でもアクセスが可能です。
ただし、交通規制実施中は一部区間で迂回ルートとなるため、通常よりも時間がかかることを見越して移動しましょう。また、交通系ICを利用する場合は、事前にチャージをしてから乗車しましょう。

千葉県側の会場はJR総武線「市川駅」「本八幡駅」京成線「国府台駅」から
また、「市川市民納涼花火大会」側の会場へ向かうのであれば、JR総武線市川駅から徒歩約15分、JR総武線・都営新宿線本八幡駅から徒歩約20分、京成線国府台駅から徒歩約20分でアクセスが可能です。こちらも混雑しますが、江戸川区側よりはやや移動しやすいため、合わせて検討しましょう。

当日の交通規制について

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花火大会当日は17~22:00頃まで (篠崎駅周辺は16:30~22:30頃まで)会場周辺の千葉街道・柴又街道・鹿骨街道・篠崎街道で交通規制を実施します。規制時間中は規制地域内への車両の進入・通行ができません。また、篠崎駅周辺および篠崎街道の一部、都立篠崎公園内の仮設区道(特別区道)は居住者証があっても通行できない、全面車両通行禁止区域となります。当日は公共交通機関ででかけるようにしましょう。

江戸川区花火大会の観賞のポイントは?

おすすめスポット1:江戸川河川敷(江戸川区側の自由観覧エリア)
臨場感あふれる花火を観賞したいのであれば、やはり江戸川河川敷へ行くのがおすすめです。有料席の外側が自由観覧エリアとなっており、開催前日の8月1日(金)17:00から、場所取りが解禁になります。近くにお住まいの人など前日に現地へ足を運ぶことができ、場所取り後の管理もできるのであれば、お金をかけずにベストポジションで観賞できるベストな方法と言えます。1人につき1平方メートル四方まで場所取りが可能です。

おすすめスポット2:市川市側の自由観覧エリア

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江戸川河川敷の逆サイド「市川市民納涼花火大会」側の自由観覧エリアもおすすめです。なかでも「大洲防災公園」は打ち上げ会場に近く、当日はキッチンカーの出店もあるため、大変人気があります。
花火大会サイドが公式にキッチンカーの出店を募っているのは市川市側だけですので、花火とともに屋台グルメを楽しみたい人は、こちらで観賞しましょう。

おすすめスポット3:近隣の公園や少し離れた河川敷
江戸川区花火大会の花火は、少し遠くからでも十分に楽しむことができます。「花火は被りつきで観賞したい」ということでなければ、混雑を避けて鑑賞をするのも手です。自由観覧エリアより少し離れた河川敷なら、混雑を気にせず芝生で寝転がりながら花火を観賞することも可能です。また、会場近くの「篠崎公園」や、江戸川駅近くの「小岩菖蒲園」など近隣の公園もおすすめ。トイレを利用できるため、長時間滞在することになっても安心して鑑賞できます。(なお、篠崎公園では河川敷の自由観覧エリア同様、8月1日(金)17:00から場所取りが解禁になります)また、江戸川の土手から少し離れて「新中川河川敷」から観賞する人も年々増えています。高台に位置するため、花火の全景を眺めたい人におすすめです。

有料指定席の購入が便利

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当日、確実に座って絶好の位置から花火を観覧したければ、有料観覧席の確保がおすすめです。記事執筆時点で既にエリアA~D・G~H席は完売しておりますが、イス席のエリアE席(グラウンド)は1席5,000円、エリアF(下流グラウンド)のブルーシート席は1人1平方メートル2,000円で販売中です。

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市川市民納涼花火大会サイドでも、有料指定席・有料自由席の用意があります。会場最前部の木製桟敷マス席が1~4名で2万5,000円、1名用のパイプイス席が8,000円、指定エリア内にレジャーシートを敷いて観覧する自由席は1名5,000円です。
(アイ・リンクタウン展望施設から楽しむ特別観覧チケットと河川敷の斜面部分にシートを敷いたペア席は既に完売となっております)

花火大会終了後、都営新宿線の篠崎駅はもちろん、JR市川駅や小岩駅も大変混雑します。1駅歩いて瑞江駅や一之江駅、本八幡駅、京成線の江戸川駅や京成小岩駅から帰るルートをあらかじめ調べておくと良いでしょう。上手に混雑を避けながら、花火大会を満喫してください!

(花火の画像:PIXTA/その他の画像:江戸川区・市川市)
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