雄大な八ヶ岳の自然が広がる八ヶ岳南麓は、夏から秋にかけて多くの人々を魅了する人気の観光地です。この地域の魅力を鉄道で満喫できるのが、2025年8月17日に運行される臨時快速列車「リゾートビュー八ヶ岳」です。
観光列車「リゾートビューふるさと」
臨時快速列車「リゾートビュー八ヶ岳」として使用されるのは、JR東日本の観光列車「リゾートビューふるさと」に使用されているHB-E300系ハイブリッド車両2両編成で、環境性能に優れた静かな走行と大きな窓からの景観が特徴です。

「リゾートビューふるさと」は、長野駅から松本、白馬、大糸線を経由して北アルプスや姨捨の夜景などを楽しむみながら南小谷駅へ向かう往復ルートを、主に土休日を中心に運行しています。
車内の座席は間隔をゆったりと配置されており、展望室からは北アルプスや、「日本三大車窓」と呼ばれる姨捨駅付近の絶景を楽しめ、松本駅から南小谷駅間では北アルプスや仁科三湖の景色を堪能できます。
「リゾートビュー八ヶ岳」地元特産品や沿線イベントも

今回運行される「リゾートビュー八ヶ岳」では、長野から松本、塩尻、茅野を通り、八ヶ岳南麓エリアの小淵沢へ向かいます。往路は長野駅を午前10時04分に出発し、小淵沢駅には午後2時10分に到着。復路は午後5時02分に小淵沢駅を発ち、午後8時18分に長野駅へ戻る予定です。
運行当日は、車内や停車駅で記念乗車証の配布(富士見駅~小淵沢駅間)、岡谷駅での岡谷太鼓保存会による太鼓演奏、上諏訪駅の対象店舗で当日の乗車券提示による缶バッジ進呈を行う予定です。
さらに、小淵沢駅では地元特産品を集めた「小淵沢マルシェ」を開催。八ヶ岳南麓の農産物や加工品が並び、諏訪浪漫ビールと安曇野浪漫ビールを詰め合わせたHB-E300系デザインのオリジナル箱入り2本セットも車内限定で販売予定です。
※小淵沢駅マルシェは8月1日~8月24日の期間中、金土日祝日の13時~18時(8月17日のみ10時から) に営業予定です。
小淵沢駅周辺には休日を楽しめる様々な施設が
小淵沢駅から少し足を伸ばせば、ワインの試飲や展望デッキからの眺望が楽しめる2024 年9月にオープンした新しいワイナリー「八ヶ岳グランヴェルト・ヴィンヤード」や、石畳の回廊や多彩なイベントや自然体験を提供する「リゾナーレ八ヶ岳」などがあり、宿泊や日帰り観光の拠点として人気です。
【参考】 小淵沢エリアでキースへリング美術の鑑賞や ワイナリー訪問! 小海線の観光列車&グルメ・ワイン・美術館で過ごす大人のツアー体験③
https://tetsudo-ch.com/12996608.html


また、小淵沢駅と同じ山梨県北杜市にある清里駅の周辺は、地域でも有数の観光名所としても知られ、清里テラスや萌木の村など、SNS映えするスポットが満載です。八ヶ岳南麓は、美味しいパンや野菜、乳製品の宝庫ですので、地元のカフェやレストランを巡る旅もおすすめです。
「リゾートビューふるさと」は列車内の車窓から自然を満喫できる特別な列車です。臨時快速「リゾートビュー八ヶ岳」では、雄大な八ヶ岳の自然を満喫できます。きっぷが既に売り切れている場合でも、八ヶ岳南麓には清里テラスや美味しいグルメなど、楽しめるスポットが満載ですので、実際にじょの地域を訪れて八ヶ岳の自然を全身で感じてみてはいかがでしょうか。
(写真:PIXTA、JR東日本)
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