JR京都線 向日町駅前が激変!京都府内一となる高さ130m ...の画像はこちら >>

JR西日本は、JR京都線の向日町駅(むこうまちえき)で進めている駅改良工事について、2025年10月18日(土)に自由通路(西口)と橋上駅舎の一部供用を開始しすると発表しました。まずは西口からのアクセスが新しく便利になりますが、これは駅周辺が大きく生まれ変わる壮大な計画の第一歩に過ぎません。


駅東口では、高さ約130m・38階建てのタワーマンションと駅ビルを含む大規模な再開発工事がスタートし、数年後には駅前の風景が一変する見込みです。直近で便利になる新駅舎の供用開始と、未来の向日町を形作る東口の大規模再開発プロジェクトにより、向日町駅周辺の利便性は大きく向上し新たなにぎわいが期待されます。

向日町駅の橋上駅舎と自由通路 10月18日から利用を開始

JR西日本が向日市との協定に基づき、2022年12月から進めてきた向日町駅の改良工事が一部完了し、10月18日(土)の始発から新しい橋上駅舎と自由通路(西口)が利用可能になります。これに伴い、現在の駅舎は前日の10月17日(金)終電をもって使用を終了します。

新しい自由通路は幅5メートルの歩行者専用で、今回は改札より西側の区間が開通します。今回供用を開始する施設として、西口にはエレベーター1基と階段を設置します。新しい橋上駅舎には、各ホームへ降りるためのエレベーターを1基ずつ(計2基)と、階段を2か所設けます。また、改札内には自動改札機を4通路分、券売機を3台設置するほか、店舗の開設も予定されています。

JR京都線 向日町駅前が激変!京都府内一となる高さ130m のタワマン・駅ビル再開発が始動、新駅舎は10月18日に一部先行オープン

なお、西口エスカレーター、柵内エスカレーター、柵内トイレにつきましては第II期工事として、2026年度冬頃の供用開始を予定しているそうです。

高層マンションなど大規模再開発に着手へ

駅の改良工事とあわせて、東口では「JR向日町駅周辺地区第一種市街地再開発事業」の工事が始まりました。この事業はJR向日町駅周辺地区市街地再開発組合が施行するもので、駅東側のアクセス改善と周辺のにぎわい創出を目指しています。

JR京都線 向日町駅前が激変!京都府内一となる高さ130m のタワマン・駅ビル再開発が始動、新駅舎は10月18日に一部先行オープン
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計画では、鉄骨造5階建ての駅ビル棟と、高さ約130メートル・約340戸の鉄筋コンクリート造38階建ての住宅棟が建設されます。高さ130メートルは、京都府内で最も高い建築物となる見通しです。
さらに、約2400平方メートルの東口駅前広場も整備される予定です。

工事期間は2025年8月1日から2028年度までを予定し、向日町駅東口は2026年度冬ごろに一部供用を開始する見込みです。

JR向日町駅 東口における再開発事業の概要

・地区面積:0.8ha
・施行者:JR向日町駅周辺地区市街地再開発組合
・主な施設:
 (駅ビル棟)骨造5階建、延床面積 約5,700㎡、店舗等は計画中
 (住宅棟)鉄筋コンクリート造38階建、住戸数 約340戸、高さ 約130m
 (東口駅前広場)約2,400㎡
・工事期間:2025年8月1日~2028年度を予定、2026年度冬頃に向日町駅東口開設予定

2025年10月18日に新たな姿を見せるJR向日町駅。今回のリニューアルは、単なる駅の利便性向上にとどまらず、向日市の未来を大きく変える壮大な物語の序章です。駅東口で始まった、高さ130mのタワーマンションをシンボルとする大規模再開発は、数年後、このエリアの風景と人の流れを劇的に変えていることでしょう。
まずは新しくなる駅舎で日々の快適さを実感し、そしてこれから生まれる新たなランドマークが街にどのような活気をもたらすのか。進化を続ける向日町の未来に、これからも目が離せません。

(画像:JR西日本)

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