鉄道ビジネスの総合展示会「鉄道技術展2025」が2025年11月26~29日、千葉市美浜区の幕張メッセ(4~8ホール)で開かれる。2010年が初回で隔年開催、今回が9回目になる。
主催は産経新聞社。東京に本社を置く、展示会企画会社のシー・エヌ・ティがオーガナイザーとして運営に当たる。国土交通省と文部科学省、JRグループ各社、鉄道関係団体などが後援・協賛する。
9月30日時点の出展数は580社(団体)・1439ブース、併催の第6回「橋梁・トンネル技術展」は44社(団体)・67ブース。展示メニューは鉄道全般の技術・製品・サービス、交通・鉄道システム、車両、旅客サービスなど。橋梁・トンネル技術展はインフラ建設技術、構造物の劣化・老朽化対策、インフラ点検用ドローンなど。
今回の新機軸は初めての土曜日開催。平日の来場が難しい鉄道関係者の来場を促すとともに、「鉄道業界探求フェア」と銘打ち、鉄道業界を志望する学生や既卒社会人に向けた就活イベントとする。会場では「現役人事が答える! なんでも就活相談室」のほか、鉄道業界出身の高校教諭が講師を務めるセミナーも。
鉄道技術展はセミナーも充実。業界トップが顔をそろえる「トップ・オブ・ザ・レールウェイズ」は事業者(鉄道会社)版、メーカー版の2本立て。基調講演に代わる対談では、JR東日本の深澤祐二会長とKDDIの髙橋誠会長が、東京都港区で進むJR東日本のエリア再開発・高輪ゲートウェイシティをモデルに鉄道の未来を考える。
鉄道デザイナーが情報交換する、11回目の「レイルウェイ・デザイナーズイブニング」の開催もアナウンスされる。
鉄道技術展2025は、従来の鉄道技術展と同じくビジネス向け展⽰商談会として開催するが、最終11月29日の「鉄道業界探求フェア」は学生や鉄道業界への就業希望者を歓迎する。
記事:上里夏生
写真説明 盛況を極めた前回の「鉄道技術展2023」(筆者撮影)



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